鎌倉けしや闇絵巻 赤石路代著
<内容紹介>
鎌倉に古くから続く奥乃院家…その実態は、人の記憶を消す事を生業とする一族「鎌倉けしや」。
けしやは人の記憶に潜り滅止を行う「ケシ」、ケシの意識を現実世界に戻すための「トメ」、ケシとトメを外敵から守る「ゴ」の三位一体で臨む業。しかし、奥乃院家では若き蒼が当主となった後、「トメ」不在の危険な状態が続いていた。そんな時、蒼は偶然町中で会った普通の女子高生・菜乃葉に「トメ」の素質を見いだす。
バイト気分で「トメ」始めた菜乃葉だったが、蒼と共に人の記憶に潜るうち、この世には「生きていられない程の記憶」が存在することを知る…
巨匠・赤石路代が描くミステリアス・ヒューマンドラマ!
<感想>
全7巻、一気読みしてしまいました~。
消したい記憶とは悲しい記憶もありますが、犯罪がらみのもあり様々な人間模様が描かれています。
優しく思慮深いけれど、人と距離を置いていた蒼が菜乃葉ちゃんと、どんどん距離が縮んでいくのがいい(⋈◍>◡<◍)。✧♡
ミステリと言う勿れ 12巻 田村由美著

<あらすじ>
観察力の高さゆえに、トラブルや事件に巻き込まれがちな大学生・久能整。
ある日、とある事件で整を取り調べたことのある刑事・風呂光のもとに不穏な知らせが届き…!?
新たな謎が浮かび上がる新エピソード、開幕!
<感想>
事故に見せかけた連続殺人の幕開けか?という感じ。
ドラマと違って風呂光が整に無駄に恋愛していないのがいいし、婦警だからこそ三つ子ちゃんの時に役に立てた感がいい。
ただ彼女の祖母はちょっと苦手なタイプかな(;'∀')
好きなシーンは整がライカに素敵な風景だからと海をスマホ越しに見せるところ。
整の顔が素敵で風景も良くて…ドラマでは早々に消えてしまったライカさんですが、原作では限られた時を惜しむかのように整と親睦を深めあっているのが、好きですね(⋈◍>◡<◍)。✧♡
こちら、2023年秋に映画化という…最高に盛り上がっておりますv( ̄Д ̄)v イエイ
何のエピソードを映画化するのかな?やはり狩集(かりあつまり)家の事件かな(((o(*゚▽゚*)o)))
あの事件だとガロ君が出なさそうなのが残念だけど(映画内でなんとか出すかもしれないけど)、それ以外は遺産を巡る謎と過去の殺人が繋がっている ミステリ王道って話なので盛り上がりそう。
出稼ぎ令嬢の婚約騒動: 5 次期公爵様は妻と新婚生活を謳歌したくて必死です。 黒湖クロコ著

<内容紹介>(「BOOK」データベースより)
実感は湧かないけれど、憧れていた次期公爵ミハエルと結婚した貧乏伯爵令嬢イリーナは、王宮のお茶会に招待されることに。彼の妻として上手く立ち回ってみせる!と気合を入れて臨んだけれど、そこで待っていたのは王太子の婚約者エミリア王女だけだった。
しかも、遠征中のミハエルを思いっきり讃えられるご褒美つき!そんな大興奮中の彼女はハマっていた。王女の依頼を引き受けさせるための罠に…。女性武官候補の指導員になってしまった新妻と、帰宅直後から大混乱な旦那様のすれ違いラブコメディ第5弾!
<感想>
相変わらずのミハエル教に傾倒するイリーナに笑います。
話自体は前巻と同じく結構シリアスでシビアなのに、二人のわちゃわちゃ恋愛で暗くなり過ぎないのが絶妙です。
ただコメディが好きなので、安全安心な小話集とか番外編とかも読んでみたい。
人生の土台となる読書 ダメな人間でも、生き延びるための「本の効用」ベスト30 pha著

<内容紹介>
☆テレビやネット、ベストセラー『しないことリスト』などで大人気のpha氏。
★「一般的な生き方のレールから外れて、独自のやり方で生きてこれたのは、本を読むのが好きだったからだーー」
☆本書では、人生を支える「土台」になるような本の読み方を、30個のエピソードと100冊の本と共に紹介する。
・どうしようもないダメ人間の生き方を書いた本
・世間で言われている常識をひっくり返すような本
・見たことも聞いたこともない世界を見せてくれる本
読書には、2つの種類がある。
「すぐに効く読書」と、「ゆっくり効く読書」だ。
一見、すぐに効くほうがよさそうに思うけど、そうとは限らない。
時間はかかってしまうけど、遅れてじわじわと、しかし確実に大きく人生を変えてくれる−−−−
そんな読書のやり方を紹介しようと思う。
本が僕の人生を支えてくれた。
もし、本がなかったら、僕の世界はすごく狭いままで、自分に自信も持てなくて、つまらない人生を送っていただろう。
読書は、周りの同調圧力と戦うのに役に立つ。
自分だけが違う意見を持っているとき、たった1人で立ち向かっていくのは大変だ。
そんなとき、自分を守ってくれるのが本だ。
本はいつだって、孤独な人間の味方なのだ。