とある女生徒達のお昼休みのお喋り~万里様ご提供~ ~夢の絆異聞~
色々楽しませて頂きました妄想小話 特集月間は 2/23に予告した通り、今月にて一旦終了させて頂きます。
楽しいのですが小話に対する、妄想小話までが出てきて収拾つかなくなってきました(;^ω^)
許可頂いたり、編集したりしている内に雪月花桜が混乱・・💦(嬉しい悲鳴)
(今までupした分に関しては掲載公開時期は現在決まっておりません。
とりあえず今のところupしたままにしております。)
小話を提供頂きました 万里様 エルリア様 nami様 紅玉様 コメント・拍手下さった方々 読んで下さった皆様
本当にありがとうございました!!
最大限の感謝を捧げさせて頂きます(((o(*゚▽゚*)o)))
あ、でもまた続編とかで面白い小話頂きましたら、なるべくupする方向で行きたいと思っています。
ただのんびり マイペース でアップに切り替えさせて頂きます。
だから終了とはいっても今回のような特集的 まとめなのがなくなっただけですので、掲載OKと書かれた素敵小話頂きましたら
都度upするやもしれません。(最初から掲載OKと書いてあると、色んな意味で非常に有難いです)
特に雪月花桜自身がリクエストしたエルリア様の工藤夫妻編は是非とも読んでみたいので、全力待機中です。
こちらは掲載させて頂く予定。
妄想小話特集月間 2月のトリを飾るのは、こちら妄想小話作成のきっかけにもなった質・量ともにぶっちぎりの万里様!
雪月花桜と非常に良く似た世界観と素晴らしい表現力の御方でございます(/・ω・)/
万里様が「夢の絆」設定で、「幼い恋の終焉」の後、新一と蘭がフリーだと知れ渡った頃のモブ子達の会話を考えて下さいました(((o(*゚▽゚*)o))) 最後少しだけ加筆してLet’s go!!
注意書きを読んでから、先にお進み下さい。
***注意書き***
ヒロインには優しくありません。厳しめですので、ranちゃん派の方は此処で周り右願います。
尚、他人様の作品であるという事で無断転載や引用、誹謗中傷は御止め願います。
また同じ理由で予告なく、掲載を取り下げるやもしれない事予め通知致します。
読みましたね??ではお楽しみ下さい。
***********************
設定
「夢の絆」設定で、「幼い恋の終焉」の裏話
量子ちゃんの件「プロサッカー選手脅迫事件」の蘭ちゃんキャラを念頭に置いての妄想
つまり”あの時点で告白も何もないただの幼馴染み、つまり単なる友人。
なのに何故か完っ全に恋人面。そして幼馴染みの大切な恋人である(蘭視点)量子さんに対して大変に失礼な態度。
7歳児(蘭視点)のコナン君に八つ当たり。*夢の絆ではコナン君になりませんが蘭のこの時のキャラという意味です。
罪もない一般市民(蘭視点)をドアごと蹴っ飛ばす”が前提
蘭ちゃん➡急激な成長を遂げた2周目新一が怖くて付け入る隙もなく、話し掛けることも出来なくなる。
以前のように彼には我儘言って当たれない。ので、周囲に当たる(笑)
新一➡蘭を「ただの」クラスメイト扱い。下手に情を見せると勘違いされるのは分かりきっているので、
「話しかけるな」オーラで牽制。したら蘭が思いの外びびって不干渉になってくれてラッキー。
ということで、蘭は新一には接触出来ず、迷惑かけてません。(代わりに周囲は大迷惑してます(笑))
***********************
「最近工藤君、大人っぽくなってますますモテるようになったねー」
「それもだけど、毛利さんと疎遠になった事の方が大きいんじゃない?
あの人いつも工藤君といたから、公認カップル扱いだったし」
「実際は違ったみたい。
同じクラスだから見てたけど、工藤君、はっきりキッパリ毛利さんには恋愛感情無いって否定してた。
かなり迷惑そうで、正直スカッとしちゃった(笑)」
「実は私も~(笑) 『誤解されたら困る』ってカッコ良かったよね。」
「毛利さんっていつも工藤君の正妻面してて、そこが鼻についたんだよね。
皆で工藤君の話になった時も、聞いてもいないのに
『新一はだらしないから私が家に家事してあげに行ってる』とか
『推理小説読み出すとそれに没頭してご飯食べるのも忘れるから困る』とか
『新一のお母さんに誘われて一緒にロスに行った』とか話し出すし。
あれ『私が新一と一番仲良いのよ』って牽制みたいでさあ」
「わかる~。親にも気に入られてる世話焼女房ですアピールうざかったわあ。
あれで工藤君には毛利さんがいるから、って誤解しちゃったし。
毛利さんってそうやって外堀埋めてくとこあるよね、わざとか無意識かは知らないけど」
「そうそう。そのくせ、夫婦だってからかわれると『あんな推理オタクとはそんなんじゃないわよ』とか
嬉しそーに否定するんだから。工藤君の悪口付で。」
「工藤君も前は嬉しそうに否定はしてたけど、毛利さんの悪口なんて言わなかったのにね。
毛利さんのあれって単なる所有欲とかじゃない?普通、あんなに好きな人の悪口言えないでしょ。」
「だから工藤君、毛利さんのこと好きじゃなくなっちゃったのかな。
あんなに否定され続けたら、嫌にもなるよね。」
「毛利さんって工藤君が言うこと聞いてくれないと、空手で脅してたしね。
あんなDV女じゃ百年の恋も冷めるわよ」
「工藤君が満更でもなさそうだから今まで言わなかったけど、毛利さんとは合わないよね。
特に今の工藤君は本当に大人っぽくて、毛利さんみたいな子供のどこが良かったんだろ?って感じ」
「可愛いし外面いいから男子は騙されるのよ。女子の間では知ってる人は知ってたでしょ?」
「ああ、あの人ズルいんだよね~。先生や先輩にはイイコで通してるから可愛がられて贔屓されてたし。」
「確かに世話好きなのはいいとこだけどさ、『やってあげてる』感がすごくてウンザリ。
そこまで押し付けがましいなら何もしてくれない方が良いのに。別に頼んでないし。」
「それ指摘すると被害者面するし。
あの人と揉めると、涙目で黙り込まれるからこっちが悪者にされるんだよね。
工藤君もよくやられてたよ。
そうなると鈴木さんは事情を知りもしないのに毛利さん庇って突っ掛かってくるし。
それが嫌で、うちらもあんまり毛利さんとは関わらないようにしてきたじゃん?」
「あの人よく人前で泣けるよね~、小学生じゃあるまいし恥ずかしくないのかな?
しかも、鈴木さんがこっち噛み付いてきても、オロオロ見てるだけで全然止めないし。」
「アレ止める気ないよね絶対。言い辛い事は鈴木さんに言わせてるんだよ。
毛利さんって犯罪者を空手で取り押さえたとかよく自慢してたけど、そんな人が何いまさら泣いて同情引こうとしてんのって感じ」
「悪くない相手を悪者にしといてぐずぐず泣いてられるとか、相当図太いよね。
普通申し訳なくてそんなこと出来ないよ。
本当に優しいならちゃんと事情説明するでしょ。」
「しかもあれ、多分無意識だからたち悪いよ。本気で相手が悪くて、自分を被害者だと思い込むタイプ。
だから罪悪感もなく『親友』に憎まれ役させられるし、空手で脅してけろっとしてるし、一方的に相手を悪者にして自分を可哀想がれる。」
「まあでも、今回はそれが裏目に出たよね。
鈴木さんが工藤君に聞きにくいことズバリ聞いてくれたから、工藤君もズバッと毛利さんは恋愛対象外って返してくれたし。
公認カップル扱いが綺麗さっぱり消えたのって、鈴木さんが皆の前で問い詰めてくれたお陰でだよね(笑)」
「毛利さんが鈴木さんけしかけたお陰で、墓穴掘ったよね(笑)」
「鈴木さんもさあ、体よく利用されてるの気づかないのかな。
前に何で毛利さんと仲良いのか聞いてみたんだけど、
『蘭は私と本当の友達でいたいから私にお金は出してもらわない、って言ってくれたの!』だって。
でも毛利さんって鈴木さんのコネとか使いまくりじゃない?矛盾してるのに」
「どうせ鈴木さんに対しても猫かぶってたんでしょ?
最近はその化けの皮も剥がれてきてて、鈴木さんも距離おいてるみたいだけど。」
「そうそう。前は毛利さん、工藤君が女子に告白されても微笑ましそうな余裕そーな目で見てたけど、
今はうちらが工藤君カッコいいって話すだけで射殺しそうな視線送ってくるもんね。嫉妬に刈られた鬼の形相で。」
「『新一は私のものよ!』みたいなね。
まあ、当の本人が工藤君に相手にされてないから何が出来るって訳でもないけど。」
「何か言いたそうにじーっと工藤君の事見てるときあるけど、何も言わないんだもん。
前はそれだけで工藤君の方から毛利さんの機嫌取りに行ってたけど、今はさっぱり相手にされなくて、ちょっといい気味かも(笑) 」
「ワガママが通らないと、『もういい!新一なんて知らない!!』とか涙目で出ていって、工藤君追いかけさせてたよね。
教室の真ん中でやめてほしかったわ。皆何事かと思うし、鈴木さんが五月蝿いし、工藤君可哀想だった」
「わざとだよね絶対。工藤君が自分に甘いの利用してたんだよ。
だから工藤君からの好意がなくなった今じゃ、話しかけることすら出来ないし。」
「毛利さんあざといと思ってたけど、自分に好意がない相手には恋愛下手だね。
涙目で見つめて話し掛けられるの待ってるとか、脈ない相手にそんなことしても無視されて終わりだって何で分かんないかなー?」
「何もしてないのと同じだよね(笑)。
そのくせ、他の女子が工藤君に話しかけるとすっごく機嫌悪そうなオーラ撒き散らすし。
あれ周りにすっごく迷惑。男子も引いてるもん。」
「『新一に勝手に話しかけないでよ!』みたいなね(笑) 自分が話しかけられないからって無いわあ。」
「やっぱり、毛利さんの「優しさ」って自分が優位に立ってるから振り撒けたんだよね。
今はそんな余裕全然ないもん。人って切羽詰まると本性あらわすから。」
「『正妻』の余裕崩れ落ちたからね。
あ、最初っから正妻でも彼女でもなかったか~(笑)」
「冗談で毛利さんの前で『工藤君フリーなら私告白しようかなあ』って言ってみたら、
『あんな推理馬鹿やめときなよ‼』って工藤君の悪口凄い勢いで捲し立てられて、ドン引きしたわ。必死すぎ。」
「ちょっと騒ぎになったよね。
しかも、『新一は冷たくなった!前はもっと優しかったのに!!』って、貴女以外には相変わらず優しいわよ工藤君は(笑)」
「それね(笑)」
「思えば前から工藤君のこと『あんな推理オタク』とか『生活能力ないから私がお世話するの大変』
とか貶してたけど、今はもう取り繕う余裕もなくて本性丸出し。 あれじゃますます嫌われるよ。」
「取られたくないからって、あんな罵詈雑言はないよね~。
こうしてみると、毛利さんって好かれた方が厄介な人じゃない?」
「関わりたくないタイプよね。さっきのも鈴木さんが止めようとしたら、『園子は黙ってて!!』とか凄い顔で怒鳴るし」
「あれ怖かったよね~、まさに般若。」
「あの騒ぎ見て毛利さんに気があった男子達もだいぶ冷めたみたい。」
「フリーだって噂が流れた直後は毛利さんも告白ラッシュにあってたけど、最近は落ち着いたもんね。
あんな嫉妬丸出しの地雷女に告白なんてしないか。」
「『最近の毛利さんは前とイメージ違う』だって。本性に気付くの遅いよね~、これだから男は」
「まあ、仕方ないよ。うちらも前々から気が合わないとは思ってたけど、ここまで酷いとは知らなかったじゃん。
何せあの工藤君すら騙されてたしね。
ま、結局騙し通せなかったわけだけど。」
あははは と女子高校生達の無邪気な笑い声が教室に響いたのであった。
30分後、「な、なんでよ。」
涙目で一人立ち尽くす長い黒髪の女の子が、一人夕陽が沈む特別教室にいたとかいなかったとか-。
それは誰も知らない話(^^♪
***********************
万里様 後書き?設定こぼれ話(笑)
蘭達とそれほど付き合いはないけど、近くで観察出来る距離感の女生徒達の会話です。
とにかく、自分がモブ生徒の1人だったら…と想像して書きました(o^-')b !
蘭は新一に話しかけてほしいけど、新一の本気の拒絶に怖くて近寄ることも出来ず。
新一を失いストレスの捌け口がなく、「プロサッカー選手脅迫事件」ばりの鬼女面で園子やクラスメイトに当たり、
今までの「世話好きで優しいイイコ」が維持できなくなる蘭ちゃん、と妄想しました\(^o^)/
***********************
万里様 秀逸な作品を受けての雪月花桜の感想と構想ネタ
実は夢の絆 蘭ちゃんは 「過干渉(=接点持ちがたい為に家事を盾に世話を焼こうとする」
と「不干渉=(過干渉によって新一が蘭に毅然とした態度を取り、しょぼん(´・ω・`)として涙目棒立ち作戦に切り替える)」
を何度も繰り返した挙句、どんどん心が離れていく新一と蘭 という現設定がありました。
夢の絆において蘭ちゃんは脇役でしかないので、あんまり出してませんがね('◇')ゞ
蘭ちゃんは周りの反応を読むの上手いから、悪者にならないように見栄っ張りになるあまり新一君にどんどん話掛けなくなるような気もして・・。
・・・ですが、コレ読んだら、新一に感情 捌け口出来なくなったせいで周りにってのは凄く有り得そうで矛盾がない・・というより
これが公式な気すらしてきました。
作者すら夢中にさせる・・!! 流石、万里様マジック・・・Σ(・ω・ノ)ノ!
どうしようかな~と妄想 構想中です。
もしこっち路線に変わっていたら、「あ、万里様に魅了されたな 雪月花桜・・・!!」と思ってやって下さい( ´艸`)
楽しいのですが小話に対する、妄想小話までが出てきて収拾つかなくなってきました(;^ω^)
許可頂いたり、編集したりしている内に雪月花桜が混乱・・💦(嬉しい悲鳴)
(今までupした分に関しては掲載公開時期は現在決まっておりません。
とりあえず今のところupしたままにしております。)
小話を提供頂きました 万里様 エルリア様 nami様 紅玉様 コメント・拍手下さった方々 読んで下さった皆様
本当にありがとうございました!!
最大限の感謝を捧げさせて頂きます(((o(*゚▽゚*)o)))
あ、でもまた続編とかで面白い小話頂きましたら、なるべくupする方向で行きたいと思っています。
ただのんびり マイペース でアップに切り替えさせて頂きます。
だから終了とはいっても今回のような特集的 まとめなのがなくなっただけですので、掲載OKと書かれた素敵小話頂きましたら
都度upするやもしれません。(最初から掲載OKと書いてあると、色んな意味で非常に有難いです
特に雪月花桜自身がリクエストしたエルリア様の工藤夫妻編は是非とも読んでみたいので、全力待機中です。
こちらは掲載させて頂く予定。
妄想小話特集月間 2月のトリを飾るのは、こちら妄想小話作成のきっかけにもなった質・量ともにぶっちぎりの万里様!
雪月花桜と非常に良く似た世界観と素晴らしい表現力の御方でございます(/・ω・)/
万里様が「夢の絆」設定で、「幼い恋の終焉」の後、新一と蘭がフリーだと知れ渡った頃のモブ子達の会話を考えて下さいました(((o(*゚▽゚*)o))) 最後少しだけ加筆してLet’s go!!
注意書きを読んでから、先にお進み下さい。
***注意書き***
ヒロインには優しくありません。厳しめですので、ranちゃん派の方は此処で周り右願います。
尚、他人様の作品であるという事で無断転載や引用、誹謗中傷は御止め願います。
また同じ理由で予告なく、掲載を取り下げるやもしれない事予め通知致します。
読みましたね??ではお楽しみ下さい。
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設定
「夢の絆」設定で、「幼い恋の終焉」の裏話
量子ちゃんの件「プロサッカー選手脅迫事件」の蘭ちゃんキャラを念頭に置いての妄想
つまり”あの時点で告白も何もないただの幼馴染み、つまり単なる友人。
なのに何故か完っ全に恋人面。そして幼馴染みの大切な恋人である(蘭視点)量子さんに対して大変に失礼な態度。
7歳児(蘭視点)のコナン君に八つ当たり。*夢の絆ではコナン君になりませんが蘭のこの時のキャラという意味です。
罪もない一般市民(蘭視点)をドアごと蹴っ飛ばす”が前提
蘭ちゃん➡急激な成長を遂げた2周目新一が怖くて付け入る隙もなく、話し掛けることも出来なくなる。
以前のように彼には我儘言って当たれない。ので、周囲に当たる(笑)
新一➡蘭を「ただの」クラスメイト扱い。下手に情を見せると勘違いされるのは分かりきっているので、
「話しかけるな」オーラで牽制。したら蘭が思いの外びびって不干渉になってくれてラッキー。
ということで、蘭は新一には接触出来ず、迷惑かけてません。(代わりに周囲は大迷惑してます(笑))
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「最近工藤君、大人っぽくなってますますモテるようになったねー」
「それもだけど、毛利さんと疎遠になった事の方が大きいんじゃない?
あの人いつも工藤君といたから、公認カップル扱いだったし」
「実際は違ったみたい。
同じクラスだから見てたけど、工藤君、はっきりキッパリ毛利さんには恋愛感情無いって否定してた。
かなり迷惑そうで、正直スカッとしちゃった(笑)」
「実は私も~(笑) 『誤解されたら困る』ってカッコ良かったよね。」
「毛利さんっていつも工藤君の正妻面してて、そこが鼻についたんだよね。
皆で工藤君の話になった時も、聞いてもいないのに
『新一はだらしないから私が家に家事してあげに行ってる』とか
『推理小説読み出すとそれに没頭してご飯食べるのも忘れるから困る』とか
『新一のお母さんに誘われて一緒にロスに行った』とか話し出すし。
あれ『私が新一と一番仲良いのよ』って牽制みたいでさあ」
「わかる~。親にも気に入られてる世話焼女房ですアピールうざかったわあ。
あれで工藤君には毛利さんがいるから、って誤解しちゃったし。
毛利さんってそうやって外堀埋めてくとこあるよね、わざとか無意識かは知らないけど」
「そうそう。そのくせ、夫婦だってからかわれると『あんな推理オタクとはそんなんじゃないわよ』とか
嬉しそーに否定するんだから。工藤君の悪口付で。」
「工藤君も前は嬉しそうに否定はしてたけど、毛利さんの悪口なんて言わなかったのにね。
毛利さんのあれって単なる所有欲とかじゃない?普通、あんなに好きな人の悪口言えないでしょ。」
「だから工藤君、毛利さんのこと好きじゃなくなっちゃったのかな。
あんなに否定され続けたら、嫌にもなるよね。」
「毛利さんって工藤君が言うこと聞いてくれないと、空手で脅してたしね。
あんなDV女じゃ百年の恋も冷めるわよ」
「工藤君が満更でもなさそうだから今まで言わなかったけど、毛利さんとは合わないよね。
特に今の工藤君は本当に大人っぽくて、毛利さんみたいな子供のどこが良かったんだろ?って感じ」
「可愛いし外面いいから男子は騙されるのよ。女子の間では知ってる人は知ってたでしょ?」
「ああ、あの人ズルいんだよね~。先生や先輩にはイイコで通してるから可愛がられて贔屓されてたし。」
「確かに世話好きなのはいいとこだけどさ、『やってあげてる』感がすごくてウンザリ。
そこまで押し付けがましいなら何もしてくれない方が良いのに。別に頼んでないし。」
「それ指摘すると被害者面するし。
あの人と揉めると、涙目で黙り込まれるからこっちが悪者にされるんだよね。
工藤君もよくやられてたよ。
そうなると鈴木さんは事情を知りもしないのに毛利さん庇って突っ掛かってくるし。
それが嫌で、うちらもあんまり毛利さんとは関わらないようにしてきたじゃん?」
「あの人よく人前で泣けるよね~、小学生じゃあるまいし恥ずかしくないのかな?
しかも、鈴木さんがこっち噛み付いてきても、オロオロ見てるだけで全然止めないし。」
「アレ止める気ないよね絶対。言い辛い事は鈴木さんに言わせてるんだよ。
毛利さんって犯罪者を空手で取り押さえたとかよく自慢してたけど、そんな人が何いまさら泣いて同情引こうとしてんのって感じ」
「悪くない相手を悪者にしといてぐずぐず泣いてられるとか、相当図太いよね。
普通申し訳なくてそんなこと出来ないよ。
本当に優しいならちゃんと事情説明するでしょ。」
「しかもあれ、多分無意識だからたち悪いよ。本気で相手が悪くて、自分を被害者だと思い込むタイプ。
だから罪悪感もなく『親友』に憎まれ役させられるし、空手で脅してけろっとしてるし、一方的に相手を悪者にして自分を可哀想がれる。」
「まあでも、今回はそれが裏目に出たよね。
鈴木さんが工藤君に聞きにくいことズバリ聞いてくれたから、工藤君もズバッと毛利さんは恋愛対象外って返してくれたし。
公認カップル扱いが綺麗さっぱり消えたのって、鈴木さんが皆の前で問い詰めてくれたお陰でだよね(笑)」
「毛利さんが鈴木さんけしかけたお陰で、墓穴掘ったよね(笑)」
「鈴木さんもさあ、体よく利用されてるの気づかないのかな。
前に何で毛利さんと仲良いのか聞いてみたんだけど、
『蘭は私と本当の友達でいたいから私にお金は出してもらわない、って言ってくれたの!』だって。
でも毛利さんって鈴木さんのコネとか使いまくりじゃない?矛盾してるのに」
「どうせ鈴木さんに対しても猫かぶってたんでしょ?
最近はその化けの皮も剥がれてきてて、鈴木さんも距離おいてるみたいだけど。」
「そうそう。前は毛利さん、工藤君が女子に告白されても微笑ましそうな余裕そーな目で見てたけど、
今はうちらが工藤君カッコいいって話すだけで射殺しそうな視線送ってくるもんね。嫉妬に刈られた鬼の形相で。」
「『新一は私のものよ!』みたいなね。
まあ、当の本人が工藤君に相手にされてないから何が出来るって訳でもないけど。」
「何か言いたそうにじーっと工藤君の事見てるときあるけど、何も言わないんだもん。
前はそれだけで工藤君の方から毛利さんの機嫌取りに行ってたけど、今はさっぱり相手にされなくて、ちょっといい気味かも(笑) 」
「ワガママが通らないと、『もういい!新一なんて知らない!!』とか涙目で出ていって、工藤君追いかけさせてたよね。
教室の真ん中でやめてほしかったわ。皆何事かと思うし、鈴木さんが五月蝿いし、工藤君可哀想だった」
「わざとだよね絶対。工藤君が自分に甘いの利用してたんだよ。
だから工藤君からの好意がなくなった今じゃ、話しかけることすら出来ないし。」
「毛利さんあざといと思ってたけど、自分に好意がない相手には恋愛下手だね。
涙目で見つめて話し掛けられるの待ってるとか、脈ない相手にそんなことしても無視されて終わりだって何で分かんないかなー?」
「何もしてないのと同じだよね(笑)。
そのくせ、他の女子が工藤君に話しかけるとすっごく機嫌悪そうなオーラ撒き散らすし。
あれ周りにすっごく迷惑。男子も引いてるもん。」
「『新一に勝手に話しかけないでよ!』みたいなね(笑) 自分が話しかけられないからって無いわあ。」
「やっぱり、毛利さんの「優しさ」って自分が優位に立ってるから振り撒けたんだよね。
今はそんな余裕全然ないもん。人って切羽詰まると本性あらわすから。」
「『正妻』の余裕崩れ落ちたからね。
あ、最初っから正妻でも彼女でもなかったか~(笑)」
「冗談で毛利さんの前で『工藤君フリーなら私告白しようかなあ』って言ってみたら、
『あんな推理馬鹿やめときなよ‼』って工藤君の悪口凄い勢いで捲し立てられて、ドン引きしたわ。必死すぎ。」
「ちょっと騒ぎになったよね。
しかも、『新一は冷たくなった!前はもっと優しかったのに!!』って、貴女以外には相変わらず優しいわよ工藤君は(笑)」
「それね(笑)」
「思えば前から工藤君のこと『あんな推理オタク』とか『生活能力ないから私がお世話するの大変』
とか貶してたけど、今はもう取り繕う余裕もなくて本性丸出し。 あれじゃますます嫌われるよ。」
「取られたくないからって、あんな罵詈雑言はないよね~。
こうしてみると、毛利さんって好かれた方が厄介な人じゃない?」
「関わりたくないタイプよね。さっきのも鈴木さんが止めようとしたら、『園子は黙ってて!!』とか凄い顔で怒鳴るし」
「あれ怖かったよね~、まさに般若。」
「あの騒ぎ見て毛利さんに気があった男子達もだいぶ冷めたみたい。」
「フリーだって噂が流れた直後は毛利さんも告白ラッシュにあってたけど、最近は落ち着いたもんね。
あんな嫉妬丸出しの地雷女に告白なんてしないか。」
「『最近の毛利さんは前とイメージ違う』だって。本性に気付くの遅いよね~、これだから男は」
「まあ、仕方ないよ。うちらも前々から気が合わないとは思ってたけど、ここまで酷いとは知らなかったじゃん。
何せあの工藤君すら騙されてたしね。
ま、結局騙し通せなかったわけだけど。」
あははは と女子高校生達の無邪気な笑い声が教室に響いたのであった。
30分後、「な、なんでよ。」
涙目で一人立ち尽くす長い黒髪の女の子が、一人夕陽が沈む特別教室にいたとかいなかったとか-。
それは誰も知らない話(^^♪
***********************
万里様 後書き?設定こぼれ話(笑)
蘭達とそれほど付き合いはないけど、近くで観察出来る距離感の女生徒達の会話です。
とにかく、自分がモブ生徒の1人だったら…と想像して書きました(o^-')b !
蘭は新一に話しかけてほしいけど、新一の本気の拒絶に怖くて近寄ることも出来ず。
新一を失いストレスの捌け口がなく、「プロサッカー選手脅迫事件」ばりの鬼女面で園子やクラスメイトに当たり、
今までの「世話好きで優しいイイコ」が維持できなくなる蘭ちゃん、と妄想しました\(^o^)/
***********************
万里様 秀逸な作品を受けての雪月花桜の感想と構想ネタ
実は夢の絆 蘭ちゃんは 「過干渉(=接点持ちがたい為に家事を盾に世話を焼こうとする」
と「不干渉=(過干渉によって新一が蘭に毅然とした態度を取り、しょぼん(´・ω・`)として涙目棒立ち作戦に切り替える)」
を何度も繰り返した挙句、どんどん心が離れていく新一と蘭 という現設定がありました。
夢の絆において蘭ちゃんは脇役でしかないので、あんまり出してませんがね('◇')ゞ
蘭ちゃんは周りの反応を読むの上手いから、悪者にならないように見栄っ張りになるあまり新一君にどんどん話掛けなくなるような気もして・・。
・・・ですが、コレ読んだら、新一に感情 捌け口出来なくなったせいで周りにってのは凄く有り得そうで矛盾がない・・というより
これが公式な気すらしてきました。
作者すら夢中にさせる・・!! 流石、万里様マジック・・・Σ(・ω・ノ)ノ!
どうしようかな~と妄想 構想中です。
もしこっち路線に変わっていたら、「あ、万里様に魅了されたな 雪月花桜・・・!!」と思ってやって下さい( ´艸`)