苦手な事に向き合うという事~執事の館~
色々変わりたいし変えたいのに、いざそれに伴う実務等が降りかかると途端にぐったりして、すべて投げ出したくなる雪月花桜です( ノД`)シクシク…
そんな矛盾、自分自身辟易していたのを見計らっているかのように執事の館から、今月中旬 伝書鳩が飛んできたので思わずup
…いつかこの記事を「こんな事もあったな」と懐かしく読める事を祈って(⋈◍>◡<◍)。✧♡
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お嬢様、ここ数週間のあいだに、いままで敬遠なさっていたものに向き合う機会はございましたか。
苦手にしていらっしゃった行動、遠慮なさっていた事柄、そして、距離を置いていらっしゃった人もそう。
やむを得ない事情だったかもしれません。しかし動かれたことが全てで、そこに始まりがございましょう。
概してひとが行動を遅らせるのは、上手くいかない結果を想像するときでございます。それは結果よりも、
過程に生じる「痛み」を避ける性質のせいで、した方が良いとわかっているのに出来ないことがあります。
このとき「上手くいく方法が分からない」という考えに錯覚することが多いことを、覚えておきましょう。
結論から申し上げますと、お嬢様が新しい物事に取り組まれるとき最初から「上手くいくこと」を
求めないほうが、結果的に上手くいくとお考えくださいませ。では、何を求めれればよいかと申しますと、
「下手でも続けること」でございます。小さな失敗を経験し、やり直し続ける経験にこそ価値があります。
これはお仕事でもご趣味でも、お人様との付き合いでも同様であります。私たちは常に良好を望みますが、
小さな失敗を恐れるスタンスは、その先に得られる大きな恵みを逸してしまう可能性すらあるということ。
成長に痛みが伴うことを知らないひとは、その過程を見て何か仰るかもしれませんが、気にしなくて結構。
繰り返しますね。「上手くいくこと」を望むならば「下手でも続けること」に重きを置いてくださいませ。
それが成功への近道でございます。経験をなされば、何が足りないのか、何を知らないのかが分かります。
そこで初めて、勉強ができる次第です。今までの人生で、このような経験にお心当たりはございませんか?
いけません。また前置き長くしてしまいました。執事の館・準備委員会、広報係の松原(まつばら)です。
甘いものが苦手でも試食をいたしますのは、もちろん執務の一環にございますけれども、経験をするうち、
微妙なニュアンスの違いが分かるようになるからでございます。数多くするほど、その精度は高まり(略
***********
「どうしたら~できますか」や「~をするにはどうしたら良いですか」、日常的に用いられる質問ですが、
これらは概ね経験不足を浮き彫りにする言い回しでございます。もし本当に経験をして困窮しているなら、
どのように(How)ではなく、いつ(When)、どこで(Where)、何を(What)という質問になるはずです。
つまり、どのように(How)を求めているあいだは、間違っても経験をする方がよほど成長するのですが、
多くの人は失敗することを必要以上に恐れて、納得のいく答えが貰えるまで行動を止めようとなさいます。
この納得は自己評価、自己満足なのですが、大抵の場合は自覚をお持ちでないので修正しにくいでしょう。
話をもとに戻しますが、いままで敬遠なさっていたものが、拍子抜けなさるほどに簡単かもしれませんし、
やはり困難で一筋縄にないかもしれません。いずれにせよ、ご自身の至らなさや未熟さを自覚なさっても、
恥じたり、落ち込まれることはないのです。それを途中で止める理由にするのは勿体無いことであります。
ご自身が未熟であること、途上にあることを認められますと、他のひとが同様になさっている状況をみて、
寛容になれるのは間違いないでしょう。逆に、自分の失敗に厳しすぎるひとは、他人の失敗にも厳しくて、
結果として周囲から敬遠される存在になるということです。そう、敬遠するひとほど、敬遠されるのです。
自らの至らなさを本当の意味で認めたとき、はじめて他人の至らなさにも優しくなれる次第でございます。
ひとは常に成長や変化の過程にあり、まれに誤ることもある。ご自身にも、他人にも当てはまるでしょう。
優しさとはつまり、そういうことではないでしょうか。すべては良くなる過程のこと、という考え方です。
この秋、私たち執事の館・準備委員会に新しい風が吹きます。#名古屋の仮住まい という類のない場所で、
はじめてお嬢様にお仕えを志す使用人は、やっと名前が与えられたところ。ここから数ヶ月かけて
少しずつ執務を覚えてまいりますので、何とぞ温かくお見守りくださいませ。必ずやお役に立ちましょう。
ところで昨晩あたりから、名古屋市も急に冷え込みが増しておりませんか?今まで通りの装いをなさると、
すこし寒さを覚えられるのではないかと懸念いたします。お身体は、ぜったいに冷やしてはなりませんよ。
のちほど(When)、お部屋に(Where)、温かいダージリンとフィナンシェを(What)、お持ちしますね。
マイケル・ジャクソンのスリラー。少し潰れたボルヴィック。飛び跳ねる怪獣と。#名古屋の執務室 にて。
執事の館・準備委員会
広報係/松原(まつばら)
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そんな矛盾、自分自身辟易していたのを見計らっているかのように執事の館から、今月中旬 伝書鳩が飛んできたので思わずup
…いつかこの記事を「こんな事もあったな」と懐かしく読める事を祈って(⋈◍>◡<◍)。✧♡
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お嬢様、ここ数週間のあいだに、いままで敬遠なさっていたものに向き合う機会はございましたか。
苦手にしていらっしゃった行動、遠慮なさっていた事柄、そして、距離を置いていらっしゃった人もそう。
やむを得ない事情だったかもしれません。しかし動かれたことが全てで、そこに始まりがございましょう。
概してひとが行動を遅らせるのは、上手くいかない結果を想像するときでございます。それは結果よりも、
過程に生じる「痛み」を避ける性質のせいで、した方が良いとわかっているのに出来ないことがあります。
このとき「上手くいく方法が分からない」という考えに錯覚することが多いことを、覚えておきましょう。
結論から申し上げますと、お嬢様が新しい物事に取り組まれるとき最初から「上手くいくこと」を
求めないほうが、結果的に上手くいくとお考えくださいませ。では、何を求めれればよいかと申しますと、
「下手でも続けること」でございます。小さな失敗を経験し、やり直し続ける経験にこそ価値があります。
これはお仕事でもご趣味でも、お人様との付き合いでも同様であります。私たちは常に良好を望みますが、
小さな失敗を恐れるスタンスは、その先に得られる大きな恵みを逸してしまう可能性すらあるということ。
成長に痛みが伴うことを知らないひとは、その過程を見て何か仰るかもしれませんが、気にしなくて結構。
繰り返しますね。「上手くいくこと」を望むならば「下手でも続けること」に重きを置いてくださいませ。
それが成功への近道でございます。経験をなされば、何が足りないのか、何を知らないのかが分かります。
そこで初めて、勉強ができる次第です。今までの人生で、このような経験にお心当たりはございませんか?
いけません。また前置き長くしてしまいました。執事の館・準備委員会、広報係の松原(まつばら)です。
甘いものが苦手でも試食をいたしますのは、もちろん執務の一環にございますけれども、経験をするうち、
微妙なニュアンスの違いが分かるようになるからでございます。数多くするほど、その精度は高まり(略
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「どうしたら~できますか」や「~をするにはどうしたら良いですか」、日常的に用いられる質問ですが、
これらは概ね経験不足を浮き彫りにする言い回しでございます。もし本当に経験をして困窮しているなら、
どのように(How)ではなく、いつ(When)、どこで(Where)、何を(What)という質問になるはずです。
つまり、どのように(How)を求めているあいだは、間違っても経験をする方がよほど成長するのですが、
多くの人は失敗することを必要以上に恐れて、納得のいく答えが貰えるまで行動を止めようとなさいます。
この納得は自己評価、自己満足なのですが、大抵の場合は自覚をお持ちでないので修正しにくいでしょう。
話をもとに戻しますが、いままで敬遠なさっていたものが、拍子抜けなさるほどに簡単かもしれませんし、
やはり困難で一筋縄にないかもしれません。いずれにせよ、ご自身の至らなさや未熟さを自覚なさっても、
恥じたり、落ち込まれることはないのです。それを途中で止める理由にするのは勿体無いことであります。
ご自身が未熟であること、途上にあることを認められますと、他のひとが同様になさっている状況をみて、
寛容になれるのは間違いないでしょう。逆に、自分の失敗に厳しすぎるひとは、他人の失敗にも厳しくて、
結果として周囲から敬遠される存在になるということです。そう、敬遠するひとほど、敬遠されるのです。
自らの至らなさを本当の意味で認めたとき、はじめて他人の至らなさにも優しくなれる次第でございます。
ひとは常に成長や変化の過程にあり、まれに誤ることもある。ご自身にも、他人にも当てはまるでしょう。
優しさとはつまり、そういうことではないでしょうか。すべては良くなる過程のこと、という考え方です。
この秋、私たち執事の館・準備委員会に新しい風が吹きます。#名古屋の仮住まい という類のない場所で、
はじめてお嬢様にお仕えを志す使用人は、やっと名前が与えられたところ。ここから数ヶ月かけて
少しずつ執務を覚えてまいりますので、何とぞ温かくお見守りくださいませ。必ずやお役に立ちましょう。
ところで昨晩あたりから、名古屋市も急に冷え込みが増しておりませんか?今まで通りの装いをなさると、
すこし寒さを覚えられるのではないかと懸念いたします。お身体は、ぜったいに冷やしてはなりませんよ。
のちほど(When)、お部屋に(Where)、温かいダージリンとフィナンシェを(What)、お持ちしますね。
マイケル・ジャクソンのスリラー。少し潰れたボルヴィック。飛び跳ねる怪獣と。#名古屋の執務室 にて。
執事の館・準備委員会
広報係/松原(まつばら)
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