殺しの双曲線
最近再び推理マイブーム到来しておりますv( ̄Д ̄)v イエイ
読んだ本の一部をちょいちょい紹介していきますね。(全部は大変なので('◇')ゞ)
まずは好きなクローズドサークルをネットで検索し読んでみました。
『殺しの双曲線』
差出人不明で、東北の山荘への招待状が6名の男女に届けられた。彼らは半信半疑で出かけて行く。
雪に埋もれ、幸福感に酔っていた彼らはやがて恐怖のどん底に突き落とされた。
殺人が発生したのだ。しかも順々に……。クリスティ女史の名作「そして誰もいなくなった」に、異色の様式で挑戦する本格推理長篇。

鉄道ミステリで有名な西村京太郎先生の作品です。こういうのも書かれていたのですねΣ(゚Д゚)
雪月花桜の大好物(笑) クローズドサークル(⋈◍>◡<◍)。✧♡
以下ネタバレありの感想です。
未読の方はリターン願います。
↓
小説の冒頭部で「双子トリック」が仕込まれていることが宣言されています。
最初これは強盗の双子組かと思うのですが、これが見事に作者の思うツボWWW
強盗双子は真犯人の双子に操られただけの人たちでした。
2箇所で同時進行する事件ということでこの題名なのだな~(・_・D フムフムと唸りました。
物語もさくさくと進み面白かったですし、読みやすかったです。
ただご都合主義の点がちらほらとあり…それはミステリだからと何とか納得させても
下記2点だけはどうしても引っ掛かりました。
・双子の入れ替えトリック 実行犯と山越えする担当と労力をフェアにしたかったのかもしれませんが…
この入れ替えトリック要らないと思うんですよね。
遺族、記者たち、警察でごった返していたであろう山荘なら、逆に双子とばれないよう片方が舞台メイクでも施して
さも新人記者のように紛れこむだけで良かったのではないでしょうか。
コナンのように別人みたいなのは無理でも、鬘・眼鏡・少々のメイクなどで印象が全く変わりますし、その後目立った行動を取らなければバレないと思うんですよね。
・何もしなかった って通勤ラッシュで彼らだけじゃないと思うんです。
ホームにだって人はいただろうし…ちょっと釈然としません。
咄嗟の時に動ける人ってそうはいないだろうから(大勢いると誰かやるという心理も働く)、被害者が気の毒になってきました。
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