五つの時計―鮎川哲也短編傑作集
鮎川哲也賞の作品を軒並み読んでいるというのにご本人の作品を読んでいないことに気付いたので読んでみました(*´▽`*)
短編集です。
<紹介分>
五つの時計/白い密室/早春に死す/愛に朽ちなん/道化師の檻/薔薇荘殺人事件/二ノ宮心中/悪魔はここに/不完全犯罪/急行出雲/の十編を収録。旧「宝石」誌掲載時に江戸川乱歩が筆を執ったルーブリック(作品紹介)、「薔薇荘殺人事件」問題篇に寄せられた花森安治の解答を附す。解説・北村薫 鼎談有栖川有栖、北村薫、山口雅也
以下ネタバレありの感想です。
未読の方はリターン下さい。
↓
ミステリーの初読の楽しみは一度きりです。
よろしいですね???
ではどうぞ
短編集です。
<紹介分>
五つの時計/白い密室/早春に死す/愛に朽ちなん/道化師の檻/薔薇荘殺人事件/二ノ宮心中/悪魔はここに/不完全犯罪/急行出雲/の十編を収録。旧「宝石」誌掲載時に江戸川乱歩が筆を執ったルーブリック(作品紹介)、「薔薇荘殺人事件」問題篇に寄せられた花森安治の解答を附す。解説・北村薫 鼎談有栖川有栖、北村薫、山口雅也
以下ネタバレありの感想です。
未読の方はリターン下さい。
↓
ミステリーの初読の楽しみは一度きりです。
よろしいですね???
ではどうぞ
どれもこれも面白かったですが、中でも楽しかった点をピックアップ(≧▽≦)
「五つの時計」・・・最後の謎解き部分が畳みかけるようで読み応えあります。5つの時計の意味が分かる(・∀・)ウン!!
「早春に死す」・・・これは推理小説ではたまに見掛ける(謎解きはディナーの後とか)被害者側がアリバイ工作をして返り討ちにあった為に、犯人が何もせずともアリバイが成立してしまうというという。でも知っていても解けなかったです(笑)
「薔薇荘殺人事件」・・・出題編と解答編を分けたフーダニット。
読んだ後に伏線に唸りました。
特に現在の序章で出てきた、この人だけは犯人ではない(事件は過去に起こったことなので)と思っていたら・・・偽物ならぬ偽者かーい!( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \とまんまとやられました(⌒▽⌒)アハハ!
作者本人の解答編が一番好きだけど、花森さんの解答編も切れ味凄いです。
もっと好きなのが問題編の最後の文を反対側から読むとまんま犯人が書いてあることかと!
地井を殺した犯人は?➡犯人は田代孝一 すごーい👏
こういう文字遊び?的なの好物なのでww
「急行出雲」・・・普段するアリバイ崩しではなくアリバイ探しの捜査をする鬼貫警部。発想が面白いです。
これ小説家の料理次第でいくらでも作品が広げられそう
巻末・対談が楽しくてx2 作品内容の批評もさることながら、 有栖川有栖、北村薫、山口雅也 先生らが鮎川先生の本が欲しくて探した という話がファンあるあるで凄く楽しかったです。穴場の鄙びた新刊書店・古本屋・貸本屋とか回ってたとのことw
しかも昔は誰がどういう作品出しているとか紹介があんまりなかったそうで、先生本人に手紙で聞いてしまう有栖川さん最高ですv( ̄Д ̄)v イエイでも気持ちは非常に分かります。
本って作風とか色々あってこの人好みって思うと作家買いしたくなるんですよね。
初読の感動は1回きりだから、と買えても中々読めない気持ちも書いてあって・・・お楽しみを取っておく幸福感(ワクワクしますよね) すっごく分かります(((uдu*)ゥンゥン
「五つの時計」・・・最後の謎解き部分が畳みかけるようで読み応えあります。5つの時計の意味が分かる(・∀・)ウン!!
「早春に死す」・・・これは推理小説ではたまに見掛ける(謎解きはディナーの後とか)被害者側がアリバイ工作をして返り討ちにあった為に、犯人が何もせずともアリバイが成立してしまうというという。でも知っていても解けなかったです(笑)
「薔薇荘殺人事件」・・・出題編と解答編を分けたフーダニット。
読んだ後に伏線に唸りました。
特に現在の序章で出てきた、この人だけは犯人ではない(事件は過去に起こったことなので)と思っていたら・・・偽物ならぬ偽者かーい!( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \とまんまとやられました(⌒▽⌒)アハハ!
作者本人の解答編が一番好きだけど、花森さんの解答編も切れ味凄いです。
もっと好きなのが問題編の最後の文を反対側から読むとまんま犯人が書いてあることかと!
地井を殺した犯人は?➡犯人は田代孝一 すごーい👏
こういう文字遊び?的なの好物なのでww
「急行出雲」・・・普段するアリバイ崩しではなくアリバイ探しの捜査をする鬼貫警部。発想が面白いです。
これ小説家の料理次第でいくらでも作品が広げられそう
巻末・対談が楽しくてx2 作品内容の批評もさることながら、 有栖川有栖、北村薫、山口雅也 先生らが鮎川先生の本が欲しくて探した という話がファンあるあるで凄く楽しかったです。穴場の鄙びた新刊書店・古本屋・貸本屋とか回ってたとのことw
しかも昔は誰がどういう作品出しているとか紹介があんまりなかったそうで、先生本人に手紙で聞いてしまう有栖川さん最高ですv( ̄Д ̄)v イエイでも気持ちは非常に分かります。
本って作風とか色々あってこの人好みって思うと作家買いしたくなるんですよね。
初読の感動は1回きりだから、と買えても中々読めない気持ちも書いてあって・・・お楽しみを取っておく幸福感(ワクワクしますよね) すっごく分かります(((uдu*)ゥンゥン
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