魔法飛行
1/20に記事にした『ななつのこ』の続編 魔法飛行を早速読んでみましたw
<あらすじ>
もっと気楽に考えればいいじゃないか。手紙で近況報告するくらいの気持ちでねーという言葉に後押しされ、物語を書き始めた駒子。妙な振る舞いをする“茜さん”のこと、噂の幽霊を実地検証した顛末、受付嬢に売り子に奮闘した学園祭、クリスマス・イブの迷える仔羊…身近な出来事を掬いあげていく駒子の許へ届いた便りには、感想と共に、物語が投げかける「?」への明快な答えが。
デビュー作『ななつのこ』に続く会心の連作長編ミステリ。
以下ネタバレありの感想です。
未読の方はリターン下さい。
よろしいですね???
それではどうぞw
↓
読み始めるまで2週間ほど掛かったもののいざ読んでみたら1時間ほどで一気読みしましたww
一言で言うと・・・
ザ加納さんワールド 健在です。
日常の中の非日常・・・講義に出る度に違う名前で出席する美少女、幽霊の噂、奮闘した学園祭での色々な出来事・・・・でもどこかでありそうな幻想的なミステリアスな雰囲気が包んでいます。
作中作と現実がどことなくリンクしていた前作『ななつのこ』と違い、今回はなぜか差出人不明の手紙が駒子ちゃんに届くようになります。
しかも瀬尾さんに宛てた手紙の内容を知っているかのような・・・。
1通目は駒子ちゃんのファン!?でも出版もしていないのに何故話を知っているのだろう??
2通目は事件とそっくりなひき逃げ犯を知っているが、口を噤んでいるという犯人隠匿への罪の意識・懺悔が綴られています。
3通目は罪の重さに耐えかねて 又は犯人を庇っての遺書。
彼の自殺を止める為に瀬尾さんと行動するにつれ、ばらばらだった事件が一つに集まる 纏まるという図式は同じでここは感動しました。嘘ばかりついている彼の妹がどうにもこうにも苦手で、そのせいで彼が勘違いしたのはちょっと考え過ぎな面もあるとはいえ、普段嘘ばかりついていると信じたくても信じられないのだなと思いました。
虚勢をはっていたのだとはいえ、駒子ちゃんに対する態度もちょっと・・・だし。次作で出番あったらまた印象も変わるのかしら?
話を戻して・・自殺を止めるその過程で ”ある人物の読書傾向をずっとトレース出来たら、その人の追体験が出来るし、ある程度までその人の考え・興味をもっていることが分かる” という瀬尾さんの台詞はビブリア古書堂を彷彿とさせました。
私も図書カード履歴調べられたら見事に 歴史・推理・節約・コミックエッセイ と好きな分野が分かるでしょうwww
となると・・・図書館ってミステリのネタの宝庫かも??
一番心に残ったのが彼の1通目の手紙の1文です。
当たり前のことが当たり前でなくなったとき、人は初めてその価値を知るのです。
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もっと気楽に考えればいいじゃないか。手紙で近況報告するくらいの気持ちでねーという言葉に後押しされ、物語を書き始めた駒子。妙な振る舞いをする“茜さん”のこと、噂の幽霊を実地検証した顛末、受付嬢に売り子に奮闘した学園祭、クリスマス・イブの迷える仔羊…身近な出来事を掬いあげていく駒子の許へ届いた便りには、感想と共に、物語が投げかける「?」への明快な答えが。
デビュー作『ななつのこ』に続く会心の連作長編ミステリ。
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一言で言うと・・・
ザ加納さんワールド 健在です。
日常の中の非日常・・・講義に出る度に違う名前で出席する美少女、幽霊の噂、奮闘した学園祭での色々な出来事・・・・でもどこかでありそうな幻想的なミステリアスな雰囲気が包んでいます。
作中作と現実がどことなくリンクしていた前作『ななつのこ』と違い、今回はなぜか差出人不明の手紙が駒子ちゃんに届くようになります。
しかも瀬尾さんに宛てた手紙の内容を知っているかのような・・・。
1通目は駒子ちゃんのファン!?でも出版もしていないのに何故話を知っているのだろう??
2通目は事件とそっくりなひき逃げ犯を知っているが、口を噤んでいるという犯人隠匿への罪の意識・懺悔が綴られています。
3通目は罪の重さに耐えかねて 又は犯人を庇っての遺書。
彼の自殺を止める為に瀬尾さんと行動するにつれ、ばらばらだった事件が一つに集まる 纏まるという図式は同じでここは感動しました。嘘ばかりついている彼の妹がどうにもこうにも苦手で、そのせいで彼が勘違いしたのはちょっと考え過ぎな面もあるとはいえ、普段嘘ばかりついていると信じたくても信じられないのだなと思いました。
虚勢をはっていたのだとはいえ、駒子ちゃんに対する態度もちょっと・・・だし。次作で出番あったらまた印象も変わるのかしら?
話を戻して・・自殺を止めるその過程で ”ある人物の読書傾向をずっとトレース出来たら、その人の追体験が出来るし、ある程度までその人の考え・興味をもっていることが分かる” という瀬尾さんの台詞はビブリア古書堂を彷彿とさせました。
私も図書カード履歴調べられたら見事に 歴史・推理・節約・コミックエッセイ と好きな分野が分かるでしょうwww
となると・・・図書館ってミステリのネタの宝庫かも??
一番心に残ったのが彼の1通目の手紙の1文です。
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