翼ある闇 メルカトル鮎最後の事件 麻耶雄嵩著
ミステリーとしては一風変わった麻耶さんのミステリー界を騒然とさせた衝撃のデビュー作をついに読んでみました。

内容紹介
首なし死体、密室、蘇る、死者、見立て殺人……。京都近郊に経つヨーロッパ中世の古城を彷彿させるゴチック調の館・蒼鴉城を「私」が訪れたとき、惨劇の幕はすでに切って落とされていた。事件の最中、満を持して登場するメルカトル鮎。そして迎える壮絶な結末!
以下ネタバレありの感想です。
未読の方はリターン下さい。
よろしいですね??
大企業今鏡家の屋敷《蒼鴉城》という舞台。
呼ばれた名探偵、木更津悠也と小説家で彼の友人の香月実朝で王道か~と思ったら、途中で別の探偵 メルカトル鮎が来て
(あ、これが実朝の兄弟か~⇒別作品で知ってた)って思ってたら、まさかのあっという間に殺されしまう(゚Д゚;)
あんなに人を喰ってたタイプがあっさり退場と拍子抜け。
そして木更津の推理…。奇想天外過ぎて特に1カ所納得いかないなと思ったら、最後の最後にまさかの真相が・・・・・!
探偵が二人とも手玉に取られてしまう展開、ワトソン役が真相に辿り着き犯人を内部崩壊させる。
この圧倒的パワーとどんでん返しは好き。
歴史好きとしてはアナスタシア皇女が出てきたのは面白かったが、犯行の動機がこれまたどうも納得しがたい。
一家を殺された彼女なら自分の家族を大事にしそうなものだが…??
うーん。バカミスやアンチミステリと呼ばれてるこの方の作品はやはり読む人を選ぶと思う。
ただ90歳のおばあさん "ひさ=絹代=アナスタシア"にこんな犯罪出来る?とか実朝の母親 我が子を守るとはいえ、このやり方だと実朝は安全だがメルカトル鮎はあっと言う間に見つかるけど??というツッコミがすぐには浮かばなかったという辺りに、世界観にかなり呑まれていたというか。

内容紹介
首なし死体、密室、蘇る、死者、見立て殺人……。京都近郊に経つヨーロッパ中世の古城を彷彿させるゴチック調の館・蒼鴉城を「私」が訪れたとき、惨劇の幕はすでに切って落とされていた。事件の最中、満を持して登場するメルカトル鮎。そして迎える壮絶な結末!
以下ネタバレありの感想です。
未読の方はリターン下さい。
よろしいですね??
大企業今鏡家の屋敷《蒼鴉城》という舞台。
呼ばれた名探偵、木更津悠也と小説家で彼の友人の香月実朝で王道か~と思ったら、途中で別の探偵 メルカトル鮎が来て
(あ、これが実朝の兄弟か~⇒別作品で知ってた)って思ってたら、まさかのあっという間に殺されしまう(゚Д゚;)
あんなに人を喰ってたタイプがあっさり退場と拍子抜け。
そして木更津の推理…。奇想天外過ぎて特に1カ所納得いかないなと思ったら、最後の最後にまさかの真相が・・・・・!
探偵が二人とも手玉に取られてしまう展開、ワトソン役が真相に辿り着き犯人を内部崩壊させる。
この圧倒的パワーとどんでん返しは好き。
歴史好きとしてはアナスタシア皇女が出てきたのは面白かったが、犯行の動機がこれまたどうも納得しがたい。
一家を殺された彼女なら自分の家族を大事にしそうなものだが…??
うーん。バカミスやアンチミステリと呼ばれてるこの方の作品はやはり読む人を選ぶと思う。
ただ90歳のおばあさん "ひさ=絹代=アナスタシア"にこんな犯罪出来る?とか実朝の母親 我が子を守るとはいえ、このやり方だと実朝は安全だがメルカトル鮎はあっと言う間に見つかるけど??というツッコミがすぐには浮かばなかったという辺りに、世界観にかなり呑まれていたというか。
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