「夢の雫、黄金の鳥籠」16巻&17巻 篠原千絵


〈 内容紹介 〉
物語は最終章。それは悲劇か喜劇か・・・?
オスマン帝国皇帝・スレイマンの命により、ハンガリーを治めていたアルヴィーゼ。
功名を焦った彼は暴徒に襲われ・・・・!?
その知らせに、彼を想い続け添い遂げたいと願っていた皇妹・ハディージェは深い悲しみに暮れるのだった。
一方、スレイマンの後継を巡る大宰相・イブラヒムと寵妃・ヒュッレムの対立は、
ヒュッレムの子・皇子メフメトの暗殺計画をイブラヒムが指示したことが露呈。
それにより新たな展開が・・・・・・?
篠原千絵が描く歴史ロマン・サーガ、物語はついに最終章へ。
最後までお見逃しなく!
<感想>
運命の1534年が来てしまいましたね~。
アルヴィーゼ・グリッティ 重税を課せられた民衆の怒りをかい、その蜂起により殺害。かなりヒドイ殺された方orz
しかもまだまだ続くんですよね~
そして妾(ジャリエ)ではいくら寵愛されていても所詮、妾。
皇后になりたいと思うヒュッレム。
史実ネタバレの為、下記クリック願います。
ネタバレ厳禁の方はここでリターン下さい。
<史実と感想>
1534年はオスマン帝国の後宮に激震が走ります。
まず後宮で1番権力を握っていたハフサ・ハトゥン(母后)が死去します。
スレイマン1世の母后が死亡したことにより、後宮のNO.1争いが始まり、ギュルバハルはスレイマンの不興を買って宮殿を追われて、ヒュッレムが後宮NO.1の女性になります。
そしてそして、イブラヒム・パシャは処刑。
この作品ってヒロインはヒュッレムだけと、ヒーロー枠はスレイマン1世とイブラヒム つまり3人が主人公みたいな面があるので、彼の処刑で話が終わりそうなんですよね💦
だから終わりの始まり って雰囲気が漂い始めました。でもまだ皇帝の不興を買ったっていう面は全然ないんですよね(あれ?)
まあ、イブラヒムがヒュッレムの為に付けた二人ともがイブラヒムではなくヒュッレムにつくと表明したので、そういうことなのでしょうね。
ただ彼が聞こえて話せたって言う隠し札にびっくりしましたΣ(・ω・ノ)ノ!
イブラヒムが処刑されて、彼女が皇后になったところで幕。その後の有名な歴史はナレーション的説明になるのかな と。
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