あらすじで大づかみ『源氏物語』と平安文学 川合章子著

<内容>
「若紫」が『紫式部日記』にあらわれて千年。現代でも少しも色あせない『源氏物語』と平安文学の魅力をあらすじ、登場人物ハイライト、当時の結婚戦略と父娘関係、才能豊かな女流文学者たち、政治に関わった猛女たちといった史実とともに解説。物語より怖い陰媒渦巻く宮廷にあって、紫式部が描きだした人生の真実!京都スポットも紹介!一気にわかる『源氏物語』ワールド。
<著者略歴>
川合/章子
1966年、大阪府に生まれる。仏教大学文学部史学科卒業。1992年、公費留学生として武漢大学、北京語言学院(現・北京文化大学)で学ぶ。帰国後、京都の町屋に住み、平安文学、陰陽道、新撰組、幕末などの研究に没頭。日本ではじめて『封神演義』原典完訳にとりくむ。古典に対する該博な知識とユーモアあふれる文体が高く評価されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
以下ネタばれありの感想です。
未読の方、ネタバレNGの方はリターン下さい。
ネタバレ OKの方のみどうぞw
よろしいですね???
ではどうぞ(^◇^)
<感想>
源氏物語内の女君解説はあさきゆめみしや他の書籍で読み尽くしていたので
1番面白かったのは 第五章 物語より怖い!藤原家の猛女たちでわかる平安貴族社会の真実 でした。
実物の平安女性が強いx2
高齢出産するお妃、天皇に皿を投げつけるは、弟の道長をごり押しするは、娘の結婚に夫の意見は無視とか(笑)
大体歴史好きなら誰か分かります。
私も殆どのエピソード知ってました。ただきりゅうさん(=川合章子さんのYou tubeでの名前)の解説付きで聞くと余計に「平安女性 強いx100 優雅な見た目でたくましい(⌒▽⌒)アハハ!」となりました。
高齢出産で言うなら道長の正妻として有名な源倫子のエピソードも入れてほしかった。
確か40歳過ぎで末娘を出産し、天皇のお后になった実の娘たちにお祝いされるというwww
しかも、寿命が短かった平安貴族の中にあって、90歳まで生きたという逞しさよ。
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