陰陽師の解剖図鑑 日本を裏で支えた異能の者たち 川合章子著

<内容紹介>
鬼を祓い、人を呪う
星を観測し、暦をつくる
彼らは何者か
日本を裏で支えた異能の者たち、陰陽師の謎に迫る。
古代中国で生まれた易(えき)や陰陽五行説(いんようごぎょうせつ)の考え方が日本にもたらされたのは六世紀のこと。
それが陰陽道(おんみょうどう)という思想となり、国政に取り入れられて「陰陽師」という存在を生んだ。
科学技術の乏しい時代、陰陽師は天文から災異を知った。暦をつくり、人々の生活を支配した。
明治時代に廃止されるまで、陰陽師は科学者であり呪術者だった。
陰陽師の歴史を辿るとき、それは同時に日本を知ることなのだと気付かされる。
もしかすると今の世にこそ 陰陽師が必要なのかもしれないーー
<感想>
こんなに陰陽師に詳しい本、初めてです。
流石に『解剖図巻』を題名つけるだけあります。
かの有名な安倍晴明の師匠、賀茂 忠行(かも の ただゆき)、兄弟子と云われている 賀茂 保憲(かも の やすのり)、ライバルの蘆屋道満 4名くらいしか知らない私としては、他の陰陽師や断絶の危機やらを興味深く読ませてもらいました。
陰陽師も奥深い…!
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