潜水前に溺れそう
黒鉄の魚影を当BLOG夢の絆設定 江戸川コナン先生(=逆行後の工藤新一)が書いたという設定でお送りしております。
よって、灰原さんの名前は愛だったり、毛利一家はそもそも出演しなかったりしている『黒鉄の魚影』と想像下さい。
但し、今回は、映画内容には触れません。映画を観に来たモブ子が見たのは…!?という内容です。
***注意書き***
ヒロインは出ません。また夢の絆設定では彼女に対して優しくありません。
厳しめですので、ranちゃん派の方は此処で周り右願います。
尚、今回夢の絆 本編 小説家江戸川先生 ネタの他にも ゲスト投稿頂いた万里様の作品『江戸川コナンの正体』も生かされております。
またその影響を受けた『コナン図鑑』もお読み頂くと理解しやすいです。
よって無断転載や引用、誹謗中傷は御止め願います。
上記理由に該当した場合、予告なく、掲載を取り下げるやもしれない事予め通知致します。
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前書 注意書き読まれましたね?
ヒロインファンはリターン下さい。
新志 コ哀 話です。
よろしいですか??
それではどうぞ↓
黒鉄の魚影 潜水20回目にして初の4DXでコナンアニメ映画を観る日とあって、彼女は浮かれていた。
地方都市の悲しさで地域で最も大きい駅近の映画館でしか4DXがやっておらず、上映時間より長い2時間掛かって映画館に辿りついたばかり。
(ドルビーシネマは観たことあるけど、4DXはどんなだろうな~黒鉄の魚影もアクションシーンあるから映えそう。)
「~♪」
ポップコーンとコーラを買って準備万全と入口に向かおうとしたのだが…混雑している土日の映画館の割に妙に空いている空間があり、皆がその中心を見ているので彼女もつられてそちらを見ていた。自然の法則である。
(えっと…なんなんですかねぇ。あの如何にもな美男美女カップルは( ゚Д゚))
男性はサングラスをかけ地味な服に身を包んでいるが、それでも隠しきれないイケメンとオーラがにじみ出てる。
(えっとお忍びできたけど、隠し切れてないセレブ臭がする…しかもなんかどこかで見たことあるような?)
腕を絡めているのは、金髪美女。峰不二子ばりのボンキュンな肢体にこれまたつばの広い帽子にサングラス。
(マダムがよく被るやつー。こっちもお忍びできた女優っぽい…!ってむむ?もしかして…彼女、クリス・ヴィンヤードじゃない??)
よく観ると、ハリウッド女優のクリス・ビンヤードであった。
亡きシャロン・ビンヤードの一人娘で容姿は大女優であった母譲り、演技力は最近、母をも凌ぐと言われている。
目周辺は隠されているが、美しい金髪に、華やかな顔立ちの絶世の美女で間違いない。
(実写版コナン映画 ”緋色の捜査官”で出てくるベルモット役-----!!)
アニメ版コナン映画観る前に、実写版コナン映画のベルモットに会えるとか何のご褒美ですか、お布施はどこにすればいいですか!?と脳内パニック起こしていた彼女は気づいてしまった。隣にいる男性が江戸川コナン先生こと工藤新一様であると!!
(え?創造主様に会えるとか、ど、どうしたら良いの!?サイン欲しい!写真撮りたい!でもプライベートみたいだし。)
オロオロする重度コナンファンの彼女。
声掛けしたいが出来ないチキンな彼女は、そろそろと近寄り、とりあえず様子見することにした。
「あんまり目立つことしたくないんだ。小説も探偵もひっそり静かに出来ればそれでいい。」
「It's impossible.」流暢な英語でズバッと言う金髪美女の声。(発音がすっごくいい!美人は声まで甘いのか。)
「え~なんでだよ。」と不服そうな神様(=新一)の声が聞こえる。(イケメンは声までイケメンなのか。)
母親譲りの美貌とオーラを持っている以上、ひっそりとか無理なのである。
多忙なので案件を厳選してやってるとは言え、事件を瞬く間に解決してしまう新一に世界中の警察は一目置いてるので、難事件にとなれば何かと新一を頼ってくる。報道規制をかけているとはいえ、どこまでもつものか。
その上、世界的な有名なコナンシリーズを書き上げてしまった。しかも容姿端麗であれば彼を放っておくものなどいやしない。
(既に担当自身が対談シリーズでその知名度を活かした売り込みしているしね。目の付け所いいわね。)
(惜しむらくは自分のことになると途端に推理力0になる彼かしら。…ま、そんな抜けっぷりも可愛いいけど。)
「今回、志保が来れなくて悪いな。調子良さそうに見えたから旅行に来たんだが。」
「仕方ないわよ。悪阻でしょ?今、大事な時期だし労わってあげなさいよ。」
「ああ。」
「ま、私は海での撮影ついでに、貴方とデート出来るから、全然OKよ(⋈◍>◡<◍)。✧♡」
「おいおい。…あ、時間だし行くか。」
(あああ~声掛けられなかった…!ってあれ?もしかして観るの同じっぽい…?)
「評判良いといいんだが…。」
「公開から24日間で百億に達したんだから評判は良いに決まってるじゃない?」
「生の声を聴いてみたくてな。」
「熱心な原作者様ね。(´∀`*)ウフフ」
(はい。江戸川コナン先生に確定-!!)
(いや、分かってたけど、分かってたけどさ。)
確定的な言葉を聞くとやはり気分がハイテンションにあがる。
早歩きし、思い切って声を掛けようとした瞬間、クリスが突如振り向いた。
おもむろにサングラスを外し、嫣然と微笑み「お忍びなのよ、ね?」と言った。
暗がりの角度で彼女だけに見えるその笑顔の圧に”一般人として来ているから、秘密ね?静かにしてね”という背景が見えた気がした。
その一言と妖艶さに一気にやられて「し、失礼しました~。お姉様!!こ、これ良かったら、お、お納めくださいませ~。」と咄嗟にコーラとポップコーンを押し付けたのであった。
後日「4DX凄かったんだと思うんだけど、潜水前の衝撃が凄すぎて、記憶が飛んだ…Ω\ζ°)チーン」
「捧げ物があれとかないわ。ドリンク1人分しかないじゃないΣ( ̄ロ ̄lll)ガーン」と友人相手に語る彼女がいたとかいないとか。
衝撃さに彼女は、映画前のCM中に某掲示板に『潜水前に溺れそう』というスレを立てた。
同日、正体には気づかないものの、別の映画を観に同じ映画館に居た別人物も『リアルモーゼ初めてみた』というスレを立てる。
”セレブか芸能人がお忍びで来てた、思う。あれが一般人とか俺は認めねえ。”
”美人すぎる。目が眩し過ぎる。”
”「目がぁ~目がぁ~。」そのサングラス貸してくださいって言いそうになった。”
”オーラが!オーラが凄い!話したいけど近づけない!”
”二人が歩く度に人々に道を開けさせる!さながら海が割れるがごとく!” ”リアルモーゼ初めてみた”という興奮冷めやらぬイッチ。
後にこのスレ二つが同人物たちで江戸川コナン先生とベルモット役のクリス・ヴィンヤードだと分かり、コナンファンが新たにスレを乱立することになるのであった-。
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後書
読んで頂きありがとうございます!
黒鉄の魚影を江戸川コナン先生(=工藤新一君)がベルモット役のクリスと観に行くお話です。
過去作品”Paradise days°˖☆゚+。:.゚ヾ(☆>∀<★)/゚.:。+◜☆˖°” http://haruharu786.blog11.fc2.com/blog-entry-1848.html#more で書いてある通り実写化している作品中作品 緋色の捜査官 でクリスがベルモットを演じているという設定です。
当初、一緒に行くのは志保さんにしようとしたのですが、志保さんはあまりメディアに顔出ししていないので、モブ子が分からないだろうなということでベル姐さんになりました。
まあ、あの美人誰?え?奥さん?ってことは灰原愛のモデル-??とハイテンションになる って話もかけなくはなかったのですが、ベル姐さんの方が知名度が遥かに上なので、正体に気づく可能性が高いかな と(笑)
裏設定としては、工藤若夫妻は、新一が映画原作を書き終えたので、仕事ひと段落して小旅行にきてました。
しかし志保さんの悪阻悪化で動けずにいたところ、日本で撮影を終えたクリスが会いに来て、「どこか行きたい」と誘ってきました。
志保さんのことを思うと遠出はしづらく、でもせっかく来日した彼女のことを思うと…という折衷案として生まれたのが本作の『地方都市でコナン映画を観る江戸川コナン先生とハリウッド女優:クリス・ビンヤード』になりました。
ここで自分の知名度を存じない江戸川コナン先生は「地方都市だし、大丈夫だろ-!あ、でもクリスがいるからな~。帽子とサングラスある?」となったが。志保とクリスは「…(自分が見つかる可能性考えてないのかしら?相変わらず自分のことになるとポンコツ)」と思われてます( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \
没になりましたが新一とのデートの為に、映画館を貸切るベル姐さん(モブ子だけネット3日前の予約で買えた) とかも考えました(⌒▽⌒)アハハ!
『潜水前に溺れそう』『リアルモーゼ初めてみた』という某掲示板スレ、どなたか書いて頂けませんでしょうか-??(必死)
私が読みたいのです…!(書く力ないのがちょっと悔しい~掲示板って難しい)
コメントや拍手頂けると作者が狂喜乱舞ゥレシ━.:*゚..:。:.━(Pq'v`◎*)━.:*゚:.。:.━ィィして次なる作品のエネルギーにもなりますので、宜しくお願い致します(((o(*゚▽゚*)o)))
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