マリー・アントワネット物語展

「マリー・アントワネット物語展」が名古屋市博物館を皮切りに全国6都市で開催。
全国を巡回している企画展で、名古屋がスタート地という珍しいΣ(゚д゚lll)
しかも東京・大阪では開催しない代わりに、松山とか沖縄とか岡山で開催するという
開催地セレクトが珍しい企画展に行ってきました~^^
この企画展の場合、特徴的なのは
再現された当時のドレスを再現して展示してあり、
ドレスが写真撮り放題というところかな。
結婚衣装のようなフランス式ドレス。この華やかな重量感には圧倒されます。
いかにもお姫様って感じ ときめくわ(((o(*゚▽゚*)o)))
しかし動くの大変そうですね お姫様は体力必要ですね。

当時の船を乗せた髪型のカツラをかぶる事もできますがあまりにも奇妙で遠慮(笑
その代わりドレスはパシャリ☆ミ
二番目のこのドレス。すっきりしたシルエットに色も淡く優しい。現代日本でも違和感なし。
一緒に行った友人「これが一番好き」でした☆
ですが、このシュミーズドレス、下着のようではしたない、と当時では不評だったとか。
でも現代人からしたらこれが一番人気あると思うの

絶対と思われてる常識や価値観は時代やその土地の文化により簡単にひっくり返るものですね。
他にも色々見たら、マリーアントワネットってお風呂好き、軽い薔薇やすみれの香水好き(当時フランスは濃厚な香りが主流)で、なんか日本人と好み似てるな~って思いました。

イギリス風ドレス
こっちも結構好き 青が綺麗だしシンプルw

羊飼いのドレス
題名が可笑しいと思ったのは私だけでしょうか?(笑
本当の羊飼いはドレスなんか着ないでしょう(-_-;)

マリー・アントワネットが、ベルサイユ内に作ったプチ・トリアノンの内装に使われた
テキスタイルが多く展示されています。
豪華ながら上品でかつ素朴さも感じさせる図案。
なかなか趣味良いです。
これまた現代でも通じそうで且つ日本人の好みに近い。
首飾り事件の「首飾り(復元)」も展示されてましたが
まあダイヤが多いx2 一粒で十分なネックレスできますよ!!(←一般市民の感想はこんなもんです)
この記事を書くに当たり彼女の生涯とか色々追ってみました。
厳格で儀式だらけのフランス宮廷に飽きて趣味に走った彼女の気持ちも分からなくないんですが、
やっぱり王妃たるもの周りに眼を配らないとねえとも思いました。
ベルばらの「何故神様は、私という平凡な女性に相応しい平凡な人生を下さらなかったのか」という
セリフに心から同意。
よく言われている事ですが、当初の予定通り、姉・マリア・カロリーナがお嫁に行ってたら
随分歴史も違ったんだろうなと思ってしまう。(当初、姉・マリア・カロリーナ(政治的にかなり立ち回った女性)がフランスへ嫁ぐ予定だったが、すぐ上の姉が結婚直前に急死した為、代わりにナポリへ嫁ぐ事に)
また夫のルイ16世も勤勉で善良な男性だったが、王としての強力な指導力・カリスマ性がなかったのも
フランス革命がどんどん広がっていってしまった理由かな~。
二人を見てると、どちらかと言うと善良な夫婦(夫は勤勉 妻は派手・社交的)で
多分地方領主とか、王宮でも小役人とかなら、十分幸せに暮らしていけたと思う。
ただ王冠を伴うものであると、時代背景もあり、それらがすべて欠点に転嫁してしまってるこの皮肉な巡り合わせ゚(゚´Д`゚)゚
本当こういう「縁」とか「運命」とかって時に残酷ですよね~(/ _ ; )
ただ民衆にとっては無力な国王はそれだけで、もう有罪になっちゃうんですよね
それも分かるx2 だってパンすらない生活ですよ!最低限の生活がないんですもの(´;ω;`)
お姫様グッズにときめきつつ歴史の側面に思いを馳せた1日でございました~(#^.^#)