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古代史 悲劇の人(PART1続)

4年後の大化5年(649年)、異母弟の日向に
石川麻呂が謀反を起こそうとしていると密告されしまいます。
当時の孝徳天皇により兵が派遣され、長男の興志ら妻子と共に山田寺で自害。
つまり夫に実家一族を殺されたも同然。狂乱状態になったと伝えられています。
私は、人間の歓喜、絶望、未来への計算をし尽くすとか、
人生に一度あるかないか、という精神状態がとても好きです。
歴史番組でいえば、「その時、歴史は!」って感じですかね。
大物政治家とかが決断を下すあたりとかはもうカッコ良くてTVの前から離れられませんね。
これは絶望パターンですね。
このエピソード好きなのですが、小説にすると果てしなく暗くなってしまい・・。(当たり前)
しかし分からないのが、2年後の651年に建皇子を産んでいることです。
1年後出産なら事件当時既に、妊娠してたってことで話繋がるんですがね。
実家一族を滅ぼされた後も夫婦であったってことですよね?
実は狂乱なんかしてないのかも・・。
というのは、狂乱説が出たのは、この建皇子が「唖にして語ふこと能はず」
と日本書記にあり、言葉を話せなかったと事実があります。
でその結果に対して、上の姉二人は正常なのに、何故?という理由付けとして、
母・遠智娘が父・倉山田石川麻呂(皇子にとっては祖父)を中大兄皇子に自害に追いこまれ、
悲しみのあまり狂乱した状態で出産したため、遠智娘の精神異常が皇子に影響したのではないか、
という説がでてきたのです。
つまり結果から原因を推測したに過ぎないのですね。
あ、もしも他の文献に狂乱云々の記載ありましたら、お教え下さい。
ただ皇子を出産してから亡くなった節が強い為(いつ亡くなったか分からない)
余計そう思えるんですよね。結果から見たら。

天上の虹(里中先生作)では、この狂乱説をとって、幼い持統天皇にショックを与えさせ
政治に目を向けさせる第1歩になっています。

なお、この事件の「中大兄皇子と中臣鎌足の陰謀であった」
という説が一般的で概ね私も賛成ですが、色んな解釈があると思います。
当時の天皇・孝徳天皇に阿部内麻呂(左大臣)は
小足媛を、石川麻呂も乳娘をを嫁がせています。
そして中大兄皇子には、遠智娘、橘娘(父・阿部内麻呂)が妃に。
つまり左右大臣が天皇、皇太子にそれぞれ娘を嫁がせている。
阿部と蘇我・皇族で権力のバランスを取っていたことが伺えます。
649年、阿部左大臣が死亡した直後に、権力が石川麻呂に集中
することを恐れた中大兄が先制攻撃した、
というのが真相ではないかな、と思ってしまいます。
遠智娘にしても、夫を恨みながら残された僅かな一族
(彼女の幼い妹)の為に
妃の役目を果たしていたのかもしれない。そして皇子を産んでその子に復讐させるとか・・。(邪悪な笑)
あれ?似たような話って更に昔にありましたよね?古代史かな。
それがたまたま、出産で命を落としただけかもしれません。
歴史はこういう解釈の余地があるところが楽しいです★


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雪月花桜

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