一滴の水 新一編④

2015.02.22 09:37|一滴の水 本編
気付けば一緒にいた少女の目の前の人を放っておけない優しさに魅かれていた。
”初恋は実らない”自身で運命を切り開くと信じていた少年は、そんなジンクス信じていなかった。

バレンタインの次の週末、1月に受験した東都大学 飛び入学の合格通知が工藤邸と高校校長に届いていた。
「よし、じゃあ入学手続きだな。」
「退学手続きはいいの?」
「ああ、もうやってある。どっちみち合否関係なく留年は決定事項だから。」
「1年しか飛び級出来ないなんて、日本の学校って非効率的ね。」
実力さえ伴えば、何年でも飛び級できるアメリカ制度で実際に飛び級しまくった志保からすると日本の教育システムは年齢や出席日数を重視し過ぎに思えて仕方がない。
「まあな。」
「でも滑ったらどうする気だったの?」
「いや滑る気しなかったし?まあしても、FBIから色んなコース誘われてから1年留学もいいかな、とか思ってたけど?」
まるで心配してない新一のけろりとした顔を見て(世の中の受験生が見たらタコ殴りにされそうようね。)と志保は心の中で呟く。
一般受験だけでも、日本一の東都大学は難しい。
それを学部統合という節目に初めて行われた飛び入学試験とはいえ、否、初の試みだからこそ、厳しかったはずだ。
現に全国トップレベルの高2の生徒が50人以上受けて、合格者2人という狭き門。
なのに何も気負った様子が見られない彼の様子である。
そして平和に日々が過ぎていった。

だが、ある日FBIの赤井から連絡が入った。
「もしもし。工藤です。」
「赤井だ。坊やだな?」
「はい。」
「単刀直入に言う。バレた。避難しろ。」
「・・・もう少し具体的に説明お願いします、赤井さん。」
「銃撃戦でのジンとウォッカの会話が、妙な拍子に録音されていたらしくてな。それをマスコミが入手した。」
組織内のメイン機械類はほとんど銃撃戦で破壊され、書類は公安が押収したが、それは本当に録音だけする単純な機械で誰も存在に気付かなかったのを敏腕記者が発見したらしい。
「で?」
「テープにな、俺と坊やの名前が出てきてる。」
「・・志保はっ?」目立つ事を嫌う恋人の身を案じ真っ先に出たのはその言葉だった。
「彼女の名は出てない。安心しろ。」
「そうですか。良かった。」新一は安堵の溜息を吐く。
「だがな、坊やの名前が出てきたという事は、一緒に暮らしている彼女もマスコミの注文の的になることは間違いない。」
彼女は歳若く、コードネームを貰ってから日が浅い上、科学者としてのメンバーだった為、研究室に篭もりきりだった。
その為、ジンやベルモットなど幹部クラスとその部下という極少数しか面識がない。
今回の組織壊滅で彼女と面識のあったメンバーはジンを初めほとんど死亡し、ベルモットだけはまんまと逃亡している。
彼女の話を総合すると、稀に幹部ではないメンバーとも接触があったようだが、あくまでも研究所のスタッフとしてだったようなのである。
故にデータが破壊され、証人もいない現在、彼女の過去が判明する可能性は殆どないと言っても過言ではない。
FBI、CIA、公安も協力者である彼女の事は幼少の頃から、組織の管理下にあり姉も殺されているという状況証拠があったので、暗黙の了解で不問にしていた。
だが組織壊滅に新一が一役かった事が分かった上に、その頃から一緒に暮らした女性がいたとなったら、関連づけて考えられるのは必須。
(そこからマスコミが彼女の過去に気付いたら洒落にならねえ。)
一番良いのは、新一と志保が離れて暮らすことだが、彼にはそんな気はさらさらなかった。
何せ蘭が好きな時も、コナンとしてではあるが、傍に暮らす事を選んだ彼は「大事な女性は側にいて守る」という考えの持ち主だ。
元の体に戻った上、彼女と両想いだから尚更だった。
「と言うわけで、報道が止むまで日本を離れろ。俺はもう一つのアジトを潰しにアメリカへ帰るから、それ以外の国がいいだろう。・・志保を頼む。」
「言われなくても。」
彼との通話を終えたのを見計らったように、また電話が鳴った。
すわ、報道関係者か!?と思ったが、父:優作からだった。
話すと赤井とほぼ同じ情報だったが、こちらは追加情報があった。
「明後日にはもうこのテープはTVに流れるから、二人ともすぐ日本を離れなさい。志保さんの事は報道されないよう手を打っておいた。」
「そんな事出来んの?」
「私を誰だと思ってるんだね?」出版関係に大きな力を持つ世界的に有名な小説家らしい言葉だった。
「締切破りまくってる小説家。」
「・・・新一。」
「冗談だって。」半ば本気だったが、せっかくの父の心遣いを無にするのはよろしくないので、なけなしのフォローしてみた。
「それで、だね。今新一が使っている携帯番号もマスコミにばれるのは時間の問題だ。登録の覚えのない番号は出ないように。」
「分かった。けど連絡手段ねえと困るんだけど。」携帯電話は未成年者は保護者の同意がないと使えない。
「昨日台湾から送った新しい携帯を使いなさい。」
「ロスに帰ったんじゃねえの!?」何故台湾にいるのだ、と思いながら聞き返す。
「いやあ、そのつもりだったんだけど、中華が食べたくなってトランジットした空港で降りたんだよ。」
ははは、と笑う相変わらず自由な父に呆れながら(編集者から逃げてねえ?)との疑惑が抑えられない息子である。
「分かった。じゃあその携帯届いたら、志保とイギリス行くよ。」
「ロスに来ないのかい?」
「アメリカは避けた方がいいって赤井さんが言ってた。」
「ふむ。でも何故イギリスなんだい?」
「志保の母親エレーナさんの実家がある地方が分かった。」両親の事を知らない彼女の為に調べたら出てきた事実だった。「成程。」それだけで大体察した父はそれ以上何も言わなかった。
「報道はおそらく1月で止むから、4月には日本に帰国し、大学へ通いなさい。」
「了解。・・父さん、ありがとう。」
「お前がそんな事言うとはな。じゃあな、新一。」
それからすぐに志保に事情を説明し、ネットで航空券と宿を手配しつつ、手早く旅支度をした。ブラックカードがあるとこういう時便利である。
次の日国際郵便で届いた携帯をポケットに入れ、代わりに今までの携帯は自宅に置いておくことにした。
元々、対組織戦で衝撃を受けた為、メールや電話に時々不具合が生じていた携帯だから早晩壊れるかもな、と彼は思っていた。
そして赤井が連絡を入れてから次の日の夜、二人は既に機上の人だった。


初恋の少女の目の前の人を放っておけない長所が、眼の前の事しか考えられない短所と背中合わせと気付いたのはいつだったろう。
故に彼女には、諸刃の剣になるかもと自分からは何一つ真実を伝えなかった。
近くに居過ぎて気付かなかった欠点は、幼い恋にピリオドを打った。
それでも大事な幼馴染ではある事には変わりはないから、祈りを捧げる。
(じゃあな、蘭。幸せにな。俺も志保と幸せになる。)
***************************************************
後書 マスコミから逃れる新一側の海外逃亡の裏側です。
実はこんな感じで携帯を日本に置き去りにしているので蘭からの連絡は彼には届いていないのでした。
そして新しい携帯の連絡先は、極限られた信頼されて人にしか通知されずに春休みに突入です。
皆様のコメントと拍手の御陰様で、さくさくと書けました。
ありがとうございます(^_-)-☆

コメント

更新を

更新を楽しみに待ってました。次は志保編ですか?こちらも楽しみです。所で、東都大学に合格した2人の内1人は新一ですがもう1人は誰か気になります。ネタバレをしないのであれば教えて欲しいです。新一が大学に入学後、志保とどのように過ごすのか楽しみです。今後も作品の更新・続きを楽しみに待ってます。

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お楽しみに!!

イン様

こんにちは!
早速のコメントありがとうございます!!
もう一人はですね~ネタばれに繋がるので秘密です(笑)
ただですね、新一君と同世代で同レベルの頭の持ち主と考えたらもうほとんど分かりますってか答え言ってますがな、私(爆
彼の登場を効果的に遣いたいな~と色々妄想中です。
はい。次は志保編です。新一編が舞台裏であっさり終わったので
志保編はイギリスでいちゃつかせたい・・!!!
続きもお楽しみ下さいませWW

Re: もはや蘭の行動がギャグ(笑)

万里様

こんにちは。
続きを待って頂けてこんなに嬉しい事ございません!
しかも長文コメントありがとうございます(^-^)/書く気力が漲って参ります。

ええ、 新一君が見事なまでに蘭ちゃんのことは考えていないのが、この小説の要なので★
一応幼馴染としては気には掛けているんですが、恋人と比べると比重が少ない感じ?
> そして真っ先に志保さんの心配するところが愛ですね(*^^*)
そうなんです!!気付いて頂けた!(^-^)

> >>じゃあな、蘭。幸せにな。俺も志保と幸せになる
> すみません、この台詞思わず笑ってしまいましたマジで(^_^;)
え?この台詞笑うとこですか!?結構良い台詞なのに!(爆っ
てか万里様の感想で私が爆笑です!!
ただ蘭ちゃんサイドとの温度差が凄すぎてってのは分かります。
小説内にも出した新一の彼女編覚えていますでしょうか?
あれ、新一君と量子ちゃんのシリアスモードと勘違い嫉妬娘の落差激しくて、私呆れよりその落差に大爆笑したんです。
今回あれの「リターン編もしくは 本物の彼女編」とお考え下さい。
誘拐事件はなく、本物の恋人なので、蘭の空回り劇場ノンストップエクスプレスになっております(相当ひどいな、私)


> あと、目の前の人を放っておけない人って確かに尊敬に値しますが、目前の事に捕らわれがちだと側に居る人はその後先考えない行動に振り回されるんですよね…(-_-;)
> 「満月の夜の二元ミステリー」で車に忍び込んで哀ちゃんを狙撃から庇ったり、「推理対決!新一対沖矢昴」で犯人が居るかもしれないのに人命救助優先したり。正義感が強く勇敢な行動なのですが、考えなしに危険に飛び込む自分の行動に、新一君や自分を大切に思ってくれる人達がどれだけ蘭ちゃんを心配するかとかは考えない。
> 新一君もその傾向は有りますが、彼の場合は危険対策を講じ突発的危機にも対応できる能力があります。
> でも蘭ちゃんにはそれがない。むしろ蘭ちゃんの場合問題に首突っ込んでおいて後は他人(主に新一君)に投げっぱなしが多いからもう(ため息)
万里様、なんて的確な表現でしょう!!
そう私もそれが言いたかったんです。本題からずれるから新一君の結論のみ載せましたけどね。
特に対応能力もないのに首突っ込むとか事態が悪化するってば!!と言いたくなりますね。
じっとしている方が良い時もあるんです。まあそれやるとヒロインの見せ場がなくなるからでしょうけどねえ。
それに加えて事件とは関係ない場面でも蘭って、外交官殺人事件(服部が新一が蘭の様子を見てると推理をした為)
「私が心配するの見て笑ってたんでしょ!?」とか待ち合わせで行動を当てられた為「私のメール見てたんじゃ」とか、かなり失礼な事言ってます。
私この事と哀ちゃんを狙撃から庇ったり、通り魔に扮したベルモットを助けたりする面が、性格ちぐはぐで「?」だったんです。
最初作者が無理やり彼女を「天使」扱いする為の布石かと思い(今でも少し思ってますが)こじつけっぽいと感じたんですが
前述の事も併せて考えてみると「彼女は良くも悪くも単純明快な性格なんだ」という結論になりました。
深慮とほど遠く、長所と短所って表裏一体なので、こういう単純思考な子には組織の事は話せないな、という。


> もし園子や小五郎が志保さんと対面したりしたら、「あ、これは蘭に勝ち目ないわ…」とか志保さんの魅力に圧倒される妄想が捗ります♪
何ですか!この面白そうなネタは!!(爆
実は小五郎さんはともかく園子ちゃんは志保さんと会う予定があります。
その時園子ちゃんは蘭の対応に手一杯なので、ここまで考えてなかったのですが・・いれようかな・・うーん悪魔のささやきが聞こえる(笑

志保さんサイドも楽しみにしておられる期待に応えるよう執筆致しますね♪
ではまた

Re: No title

あおい様

こんにちは!いらっしゃいませ。コメントありがとうございます♪
赤井さんと優作さん、仕事早すぎですよね(笑)
敵に回したら厄介ですが、味方にしたら百人力なお二人でございます。
特に優作さんは世界的有名な小説家なので、出版関係社に大きな力を持ち、報道関係にも影響力がある設定になってます。

> 「バレた」というセリフを見たときは、まだ組織の問題が解決していなかったのか・・・とヒヤヒヤしました
ご心配おかけしたようで・・申し訳ありません。
これは残党や志保ちゃんの事を考えて組織戦を自分が立案したことを明らかにする気がなかった新一に対して
その事がばれた、という意味でございます♪

ふふ今まで色々苦労して、運命を切り開いてきた新一君は幸せになります。ご安心あれ。
ところで大丈夫じゃないのが私です。(おい)⑤のサブテーマが決まりません・・!!(泣
実は各々サブテーマがあり、③が童話だったように①②④もサブテーマあります。
当ててみてください。
小説プロットはできているのに、⑤どうしよう・・。
こういう傍から見たらどうでもいい箇所に、秘かにこだわってる私です♫(^◇^)



私だけ?

完全に蘭ちゃんは新一君の目に映っていませんでしたね。

やはり、大事なのは志保ちゃんなので、自分のことより大事な人を優先する新一君ならではの一言。

まるで『志保は俺が守る。ずっと志保のそばに居るから』と言っているように聴こえて、そんなの彼の本来の優しさが心に沁みました。

新一君の愛情が感じることが出来ずに、彼の優しさに甘えて胡坐を掻いて、大事にされていたにも拘わらず、感謝するどころか、それが当然な態度で新一君を我が物顔で扱っていることに自分で気づかなかった蘭ちゃんはまさしく、ピエロですね。(笑)

そんな蘭ちゃんでも、幸せを願っている新一君はどれだけ器の大きい人なんだと改めて感心してしまいました。


蘭ちゃんの『愛されて当然』と思い込んでいることは、両親だけではなく、幼少期から新一君とずっといて、自分を嫌わずに傍にいてくれた新一君も悪いと思います。

嫌だったら、嫌だと言わないと。言いなりになる関係って、それって、幼馴染どころか友人でもない。ましてや、恋人でもない。

いくら蘭ちゃんが泣いていたって甘やかしていたら、つけあがるだけだし。(実際そうだったし)

まさしく、兄妹関係みたいな。

そんな二人が例え恋人関係になっても、ただお互いが疲れるだけだと思います。小五郎と英理のように、別居、最悪の場合、離婚する可能性が高い気がしてなりません。


『愛されているから許してくれる』という思い込みはずっと通じると思っているのは本当に傲慢な考えですよね?

確かに新一君は最初は許してくれていたけど。でも、それがいつかなくなると蘭ちゃんは思わなかったのかな?

いつまでも子供のままではいられないのに。(実際に新一君はコナン君になって、変わったので)

いつか、許せないという風に変わることだってあるのに。


幼馴染から恋人に発展させたいのなら、アクションをおこさないと何も始まらないのに。

でも蘭ちゃんは、求めるばかりで彼のためにしていることはただ待っているだけ。

彼を本当に好きなら、手に入れたいなら、蘭ちゃんは新一君を追いかければよかったんです。そして、自分の気持ちをぶつければ新一君の答えが変わったかもしれない。蘭ちゃんを護ってくれるかもしれない、それとも、逆に別れを告げられるかもしれない。それでも二人の絆は強まっていたのかもしれません。

どんな結果になろうとも、お互いが好き合っていたのは確かなのだから。

それに対して志保ちゃんは新一君の探偵の心意気を理解し、隣で寄り添うことが出来る。

コナン君としての苦悩も焦りも不甲斐なさも、傍で見てきた志保ちゃんは蘭ちゃんの知らない新一君の闇の部分を理解し合えるから、新一君にとって志保ちゃんは『この世でたった一人、同じ境遇を分かち合える相手。』

このことは公式HPのキャラクターに乗っています。

確かにその通りだなあと感じてしまったので。

短い期間とはいえ、志保ちゃんとの絆は確かにあるのだから。


蘭ちゃんは自分の中にあるモヤモヤをすっきりさせるために、新一君に許しを得て、前のように戻りたいと願っているだけで、新一君のことを本当に考えて、悪いと思って謝罪したいわけではないと考えてしまいます。

本当に新一君のことを考えて悪いと思っているなら、謝って許してもらおうなんて思いませんよね?

例え、謝罪する機会があっても、『許してもらえると思っていない。だけど、ずっと謝りたかった。新一を傷つけたこと、ずっと、謝りたかった』と自分の心の内を吐き出して、誠意を見せることで新一君はそれを受け止めてくれると思います。

そう考えると蘭ちゃんは自分を悲劇のヒロインに酔って、最悪な状態でも、新一君が最後には自分の元に戻って、ハッピーエンドになればいいのにと何処かで思っているのではないかとどうしても疑ってしまいます。

それも無意識に動いている節があるので(笑)


間違って他の人の手を取ってしまった蘭ちゃんは、きちんと自覚して、自身の愚かな行為をしっかりと受け止めてくださいね。

そうじゃないと、次の恋に進むことができなくなるので、ぜひ、彼女へ救いの手を!


長くなりましたが、これが自身の感想でした!!




大歓迎w

咲様

こんばんは!
長文コメントありがとうございます。大歓迎です☆彡
同意見が多く「うん、うん」と頷きながら読ませて頂きました~。

ふふ、一途な新一は志保さん第一で動いています。
過去同じ愛情を注がれ、それに胡坐をかいて気付かなかった蘭は本当に勿体ない事をしました。
<蘭ちゃんの『愛されて当然』と思い込んでいることは、両親だけではなく、幼少期から新一君とずっといて、自分を嫌わずに傍にいてくれた新一君も悪いと思います。

き、厳しいご意見・・!!でも正論ですね。
ただ両片思い時代は一応文句言いつつも別段飛びぬけた我儘ではなかったので(好きな映画見たいとか遊園地行きたいとか)
「しょうがねえ」といいつつ付き合ってた感じでした。
つまり平穏時なら、蘭の主張はちょっとした我儘に過ぎず
これくらいならと叶えることが出来ていたんです。
彼も好きな女の子の言うことですしね~だから嫌だったわけではない。というのが私の見解です。

私ね、この二人兄妹みたいな関係でもあると睨んでます。
蘭ちゃんが両親が好き勝手してる割りに”いい子”じゃないですか?これ母親に戻って来て欲しいからいい子でいたんじゃないかな~でもずっといい子じゃ疲れる→甘える相手がいる→期待に応えられる幼馴染がいた→だから彼には我儘言う。
そしてこの家族的繋がり故に好きだけど、今の関係を崩したくないから自分からは言えない→言って欲しい→ロンドンでの「私の心くらい推理しなさいよ!」→好きと言わせる の流れになったのではないかと。
今の関係崩したくないから告白できないって仲の良い異性の友人を好きになった時の王道パターン。でも咲様の言う通り、そこを乗り越えないと恋人同士になれない。


ただご指摘通り、いつまでも子供ではいられないし、恋人になりたいなら自分から行動を起こす勇気も必要でした。
というより、告白してもらえたんだから返事するだけで良かったのに「タイミング外した」「今更 照(*ノωノ)」とかで言えず、やりにくい事を先延ばしし「帰ってきたら言おう」になってしまったのが本作の蘭です。でも原作でもそんな匂いがする・・。
そう感じるの私だけ??

ただ同情すべき点もあって、それは「彼女は何も知らされていない」という点です。
別に知らないから何をしてもいいという意味ではなく、何も知らない状態で待つ、というのは困難に立ち向かうより時として辛く苦しい事があるからです。
これずっと後のエピで出そうと思っているのですが、実際そういう心理テストで情報を与えられないというのがどれだけ人間にストレスを与えるか、というのが立証されてるんです。
病気になった時、原因が分かっただけでまだ治療してないのに
ほっとした事ありませんか?あれと似てると思います。
ただ彼女には組織の事を知って尚、戦力になる頭脳はありません。よって黙ってるしかないわけで、彼はその点については悪いと思ってて、今までの分も彼女に幸せになって欲しいと願っているわけです。

蘭と新一は両想いだけど、お互いにそれを伝え合う前に遠距離恋愛になってしまったカップル(仮)で、「私と事件(推理)どっちが大事なの?」と彼女がなってる図が浮かびます。
でも恋人同然と恋人とは歴然とした違いがあり、同然は双方の暗黙の了解で成り立っているので、片方が心変わりしても責める権利がないのでした。そこに気付かなかったのが蘭です。

それに比べて志保さんはコナンの秘密を、葛藤を、知ってますし何かあった時も張れるくらいの頭脳、行動力があります。
これは強い!!
新一みたいなタイプは志保さんタイプな、能力的に同等な相棒タイプな才色兼備女性が、お互いを高め合いお似合いと思います。
じゃあ、蘭はどうやっても無理じゃない?って思うかもしれませんがそんな事ないと思います。
こういう仕事に全力を注ぐタイプはもう一つ、”彼を全幅で信頼し、余計な事は聞かずに、家に帰ってきたら受け止める”家庭的なタイプでもOKだと思います。
蘭ちゃんはこのタイプに似てるかもしれませんが、”全幅で信頼”
”余計な事聞かない”でNG。
信じて待ってるって健気路線に変更した割に、ちょっと彼に女の影(大抵 過去の事件関係者か彼を好きだった子)があると「本当に事件なの|д゚)」と詰問口調になってますからね。
彼女でもないのに(呆!!

<そう考えると蘭ちゃんは自分を悲劇のヒロインに酔って、最悪な状態でも、新一君が最後には自分の元に戻って、ハッピーエンドになればいいのにと何処かで思っているのではないかとどうしても疑ってしまいます。
それも無意識に動いている節があるので(笑)

す、鋭いです。
ええとですね~彼女の今の状態は納得はしたけど、理解できてない状態で、まだ「新一は私のもの」意識が抜けていません(;'∀')
まだ足掻きます。

<間違って他の人の手を取ってしまった蘭ちゃんは、きちんと自<覚して、自身の愚かな行為をしっかりと受け止めてくださいね。
<そうじゃないと、次の恋に進むことができなくなるので、ぜひ、彼女へ救いの手を!

お優しいですね~(^◇^)
実は自覚までに時間が掛かる設定です。
というのは”人間そんなに急に変われない””今までの思い込みや経験から抜け出せない”10年以上彼の隣にいて、”特別な女の子”だった蘭ちゃんは、一度好きだと言われた幸せもあり、なかなか其処から抜け出せません。
自覚がないから余計そうなんです。
吹っ切ったつもりでも、何年も経った後、過去のあの経験のせいでこんな考えしてたんだ、みたいな経験ありませんか?そんな感じ。
ただ最後にその執着を捨て、彼女は自分なりの幸せを探しに行く感じで読後感良く終わりたいと思っていますので、最後までお付き合い下さいませ。

PS:遠距離恋愛をたとえに出しましたが、私それに加えて先に社会人になった彼とまだ学生な彼女が価値観が噛み合わなくなり上手くいかなくなるのも新一と蘭に似てる気がします。
新一は大人になった、ならざるを得なかったけど、蘭はまだ普通の女子高校生なまま。これは誰が悪いわけではなく、二人の歩調が合わなくなっただけ、とも思います。

私も長々と書いてしまいました。
読んで下さり、ありがとうございます。(^_-)-☆

















はじめまして

はじめまして。紅玉と申します。奏様のサイトの日誌に書かれていた内容でお話が気になり、検索してサイトを見付ける事が出来ました。志保さん最優先の新一君は格好良いですね。特に、ご両親にも教えていない秘密の場所(私設図書館のイルミネーション)を志保さんに教え、鮫を見付けた時の新一君の台詞に悶えました。蘭ちゃんは、新一君の優しさや愛情に胡座をかき、受け取るだけで気持ちを伝えようとはして無いと思います。志保さんは、志保さんなりの優しさや愛情を新一君に伝えてます。これが、蘭ちゃんと志保さんの分かれ道なんだと思います。新一編④の『「私を誰だと思ってるんだね?」出版関係に大きな力を持つ世界的に有名な小説家らしい言葉だった。「締切破りまくってる小説家。」「・・・新一。」』には笑いました。優作さん的には「世界的推理小説家で俺が尊敬してやまない父親」と言って欲しかったのだと勝手ながら思いました。マスコミからの逃走先にイギリスを選んだ理由も、新一君の志保さんに対する愛を感じます。志保さんは「これ以上惚れさせてどうするつもり?」と思っていそうですが…。そういえば、東都大学理工学部飛び入学合格者のもう一人は、コナン君が「気障な悪党」と言った事がある人物ですよね?長々と失礼しました。次の更新を楽しみにしています。

いらっしゃいませww

紅玉様

初めまして&ようこそいらっしゃいませww。
感想ありがとうございます(^^♪
奏様のサイトの日誌からいらして頂けたのですね♪
私も日記で良くお名前を拝見してました~(^◇^)

志保さん最優先の新一君がこの小説のコンセプトなので、格好良いと言って頂けて嬉しいです。
イルミネーションの鮫を見付けた時の新一君の台詞に悶えて頂けて何よりです。
このサメ思い付いた時、やった!!と思ったところです(笑)
この中では、「お前は自由だ。何処だって行ける。何だってできる。」の言葉が好きでまだ両想いになる前ならここに”誰だって愛せる”も付け加えるつもりでした。
で志保さんが心の中で、”もう貴方を愛してるわ でも叶わないわね でも片思いでも恋は恋だわ”みたいな??まあ結局両想いなるので、俺にしとけよ的な台詞を言わせるつもりでした。
って何、違うパターンの小話を披露してるんですかね^^;


蘭ちゃんに関しては、仰る通りだと思います。
待ってるだけ なんですよね。
志保さんは、組織の事があり、平和な日々の有難さを身をもって知ってるので、不器用ながら志保さんなりの優しさや愛情を新一君に返そうといてます。
これが、二人の分かれ道。
新一編④の『「私を誰だと思ってるんだね?」出版関係に大きな力を持つ世界的に有名な小説家らしい言葉だった。「締切破りまくってる小説家。」「・・・新一。」』には笑って頂けて何よりです(爆。
優作さん的には「さすが父さん」と言って欲しかったのですが、
編集者との追いかけっこを赤ちゃんの頃から見ている息子は正直過ぎました(笑)。
そして見兼ねて、逃亡先を推理してあげる新一君は編集者の間で救世主扱いされてます。工藤邸にある絵本・推理本の大半はお土産と称した新一君への貢物なのでした(爆
マスコミからの逃走先にイギリスを選んだ理由も、新一君の志保さんに対する愛を感じて貰えてうれしい~エレーナさんの痕跡と博士がいるって事で選んでます♪
でどんどん惚れていくんですね☆彡。
そういえば、東都大学理工学部飛び入学合格者ですが、「ピンポーン。」正解です♪って言うか分かり易いですよね~。
奏様のサイトでも鋭いと言われてる方なら絶対分かると思いました。ふふ彼を出すのも理由があるのですが・・何処まで出演させるか思案中です。
また感想頂けると嬉しいです。それでは(^^)/

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奏様へ WELCOME

奏様

こんにちはwいらっしゃいませ。
お体ご自愛下さいね。感想ありがとうございます。いつでも感想は嬉しいです(*^^)v
<読んだ感想は意外とあっさりしてるなあ、でした。
す、鋭いですね~実は私も思いました。
蘭ちゃん編の裏事情になりました。
と言うのはこれから新一と志保は常に一緒に行動します。
よって志保編があるので、同じ話になるので、彼のターンは説明編でいいかな~って思ったんです。
イチャイチャは志保編で☆って自分でハードル上げてどうするの、私(^^ゞ
が、頑張ります!!
「後もう一押し!!」とだめ押しどころか、実はもっと続きます(笑
期待に応えられているのか、それともやり過ぎと言われるか微妙なとこまで行きます。(私 鬼?)
勝手な思い込みじゃないんですよ~当たってます。そのつもりです。ただバレンタイン編みたいな同じ場面 視点違いを書かなかっただけ。
次の志保編ではラブラブしてるふたりをお楽しみにして下さいませ☆

はい、やっぱりもうひとりの合格者は彼でした~。
奏様ならわかると書いた時から思ってました!
私の書く彼がお気に召して頂けると幸いです。彼は⑤に出演予定です(^-^)
非公開コメント

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プロフィール

30代OLが歴史・節約・日頃・二次小説のことを書き綴っています。 コメント大歓迎★ ですが、宣伝や本文に何も関係ないもの もしくは激しく不愉快、コピペ等、そういった類は、私の判断により 誠に勝手ながら削除の方向です。楽しく語りたいです♪ 二次創作小説もありますが、このサイトは個人作成のものであり、原作者・出版社とは一切関係がありません。私なりの解釈を加えた二次小説もございますので自己責任でご覧になって下さい。

雪月花桜

Author:雪月花桜
タイトル通り歴史大好きな女がブログしてます。
歴史を元にした小説なんかも大好きでそれらについても語ったり、短編なんか書いてみたいです。
現在それ以外でも二次小説をupしておりますし、OLなりの節約・日々の徒然を語っています。

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