結婚式 舞台裏その2(清x秀)

2010.10.08 03:09|彩雲国物語
「ぐすっ、秀麗~どうして予では駄目なのだ~、ひくっ」
同じ頃、王宮の片隅ではこの国の王様が自棄酒を煽っていた。
原因は皆様ご存知の失恋である。
厳密に言えば、今でも振られまくってきたが、想い人:紅秀麗の本日の結婚によりそれが決定的になったからである。
(やはりただ失恋するのと、他の男のものになるのでは衝撃が違うねえ)
近くで側近の藍楸瑛が冷静に現状分析する。
しかも何故か決まってから、すぐの入籍、1ヶ月後の婚礼など名門同士の結婚にしては、展開が早過ぎる。
(主上も心の整理できないんでしょうね~)
しかし既に相当できあがってしまっている。
(止めた方がいいかな)
「な、納得できないのだ~。なんで予の妃にはなってくれないのにだ!ヒック」
「主上、そろそろ御酒辞められた方が…」
「うるさいのだ~。予はお、贈り物だってたくさんしたしっ」
(ああ、藁人形とか巨大氷とか曼珠沙華とか贈ってましたね。あの時は笑わさせて頂きましたよ)
「恋文だって!うぃ~」
(ああ、『今日は雨が降って、池の鯉が元気だった』とかいう一行恋文出してましたね。あれじゃ日記ですよ)
「なのにっ!ひっく」
(だから振られたんですよ)
劉輝が彼女にした事をこうして並べてみると全戦全敗である。

「どうしていきなり結婚するのだ~しかもあの陸清雅と!うわ~しゅ~れ~」
確かにそれは謎である。
彼は誰にでも優しい秀麗が唯一『大嫌い』と公言していた相手なのである。
(そこの所は私も知りたい)
「うわ~ん〓予は諦めきれないのだ~最後の賭けに出るのだ~」
(妙な事言い出したな)
「何されるつもりで?」
「予の熱い想いを秀麗に告げに行くっ!」
「…………」
「溢れるばかりのこの愛を秀麗に分かってもらうのだ~ひっく」
そう言って走ろうとする王を慌てて止める。
「待って下さい!!それは散々やりまくったじゃないですか!」
「…知りたいのだ~」
「は?」
「予と彼では何が違う?何が足りないのだ?それを聞かなくては、諦めきれないのだ~ううっ」
遂に泣きじゃくり始める。
(完膚なきまでに失恋させておくほうが今後の為にいいかも)
既に妹・十三姫が王の妃になることが内定している。
容赦なく失恋した方が、王の今後の為にはいいかもしれない。
底の底まで落ちたら、後は這い上がるだけである。

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後書

なかなか劉輝が秀麗の元に行かなくて話が進みません(笑)
しかも清x秀と銘うってあるのに本人達より周りの出番ばかり(あわわ)
続きます!!

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雪月花桜

Author:雪月花桜
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歴史を元にした小説なんかも大好きでそれらについても語ったり、短編なんか書いてみたいです。
現在それ以外でも二次小説をupしておりますし、OLなりの節約・日々の徒然を語っています。

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